皆さんは、スキー場に行った時にうさぎの足跡を見たことありませんか?
雪の上に細長く付いている足跡、あれは日本の野うさぎの足跡です。
日本には、どんなうさぎが住んでいるのでしょうか?
日本の野生のうさぎを調べてみたいと思います。
日本の野生のうさぎ!
日本の野生のうさぎは、氷河期に北海道のほうに来たうさぎと、朝鮮半島から来たうさぎとに分かれます。
日本に生息している野生のうさぎは野うさぎで、ヨーロッパに住む穴うさぎとは違います。
今、愛玩用のうさぎとして扱われているのは穴うさぎです。
日本の野生のうさぎは、野うさぎなので穴は掘りません。
日本の野うさぎは日本全国に生息しています。
野生のうさぎの種類!
日本の野生のうさぎは、大きく分けて4種になります。
ニホンノウサギ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、アマミノクロウサギです。
ニホンノウサギの中には、トウホクノウサギやサドノウサギ、オキノウサギ、キュウシュウノウサギと細かく分けることもできます。
主なニホンノウサギは、被毛の色は褐色で腹部は白です、
東北や雪の多い地方では、冬季に被毛が白色になるものがあり、この種をトウホクノウサギと分けることもあります。
群れはつくらず夜行性で、昼間は藪や木の根元で休んでいます。
エゾユキウサギは、北海道の低山地帯や伐採跡地に生息している種で、冬季になると耳の先の黒い部分だけを残して白くなります。
夏季は被毛は茶色になります。
エゾユキウサギは、足の裏の被毛が特に発達しており、雪が多くても被毛がカンジキのような役割をはたして、沈むこと無く移動が出来ます。
エゾナキウサギは北海道の中央部、大雪山系日高山脈などの標高400mから2200mのがれ場に生息している、とても小さなウサギです。
甲高い声が特徴で鳴くことから、ナキウサギの名前が付いています。
耳は長くなく、ネズミのように丸い形をしていて尻尾も体毛に隠れていてほとんど見えません。
被毛の色は、夏季は赤褐色で冬季は灰褐色です。
アマミノクロウサギは、奄美大島と徳之島だけに生息している原始的なうさぎです。
日本の固有種で、特別天然記念物に指定されています。
被毛は、背面が黒から暗褐色で腹部が灰褐色です。
目や耳が小さく、耳の長さは4cm程度で後ろ足が短いです。
まとめ
日本の野生のうさぎは全国に生息していて、大きく分けて4種類、ニホンノウサギ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、アマミノクロウサギの4種がいることがわかりました。
そして日本の野生のうさぎは、全て野うさぎだということもわかりましたね。
地方によっては、野うさぎも減少しているようなので、自然環境は大事にしていきたいですね。