アナグマと呼ばれているにも関わらず、クマっぽくないのが、特徴です。
アナグマは、ほかの動物に例えると一番タヌキが近いかもしれませんね。
ほかにも、似ているのが、ハクビシンとイタチです。
ここでは、アナグマとハクビシンとイタチの違いを詳しくみていきたいと思います。
アナグマとハクビシンとイタチの違いは?
アナグマはイタチ科とあって、イタチの仲間なので似ていて当然といえますね。
イタチは、イタチ科のイタチ属です。
イタチの体型は胴長で、足が短く、尾は太いのが特徴です。
よく見ると、顎下が白っぽく、額中央部から鼻にかけて濃褐色の斑紋があります。
アナグマは、顔の黒い模様は、目の周辺だけで、まるでパンダのようです。
爪が非常に鋭く、足は、短いのが特徴です。
全体的に平べったい体型をしています。
ハクビシンより、尾がかなり短いです。
ハクビシンはジャコウネコ科です。
分類から見ると、全然違う動物だということがわかります。
ハクビシンは漢字では、「白鼻芯」と書きます。
額から鼻にかけて白い線があるのが特徴で、日本に生息するジャコウネコ科の哺乳類としては唯一だそうです。
また、尾が胴体と同じくらい長く、胴長短足で比較的細い体型です。
アナグマは、ハクビシンとよく間違われますが、その違いについてみていくと、まず、体の大きさは、アナグマの方が大きく、ハクビシンの倍以上の体重です。
お腹やお尻がぽっちゃりしています。
両方とも顔が細長く、額から鼻にかけての部分に白い線の模様があるので、違いが分かりづらいのですが、ニホンアナグマは、目の周囲だけが細長く黒っぽいですが、ハクビシンは、全体的に黒っぽいのが大きな違いでしょう。
さらに、ハクビシンの鼻はピンク色で、アナグマの鼻は黒ですが、ハクビシンの鼻は、ピンク色になっています。
よく観察してみてください。
まとめ
見てすぐに判断するのは難しいかもしれませんが、アナグマとハクビシン、イタチには、それぞれ特徴が異なります。
愛らしさでいうと、どの動物も可愛いですね。
機会があったら、模様や体型などをじっくり観察してみてはいかがでしょうか。