アナグマというと、日本人にとっては、比較的、馴染みのある野生動物です。
タヌキと間違えられることも多いですが、タヌキとはよく似ていますが、全く異なる動物です。
このように、アナグマによく似た動物がほかにもいます。
アライグマとハナグマです。
ここでは、アナグマとアライグマ、ハナグマのそれぞれの特徴の違いについて詳しく説明していきたいと思います。
アナグマとアライグマの違いは?
アナグマは、胴長で、頭が小さく、短い尾を持っています。
顔の黒模様は目の周辺だけで、爪が鋭く、脚は短いのが大きな特徴です。
一方、アライグマは、顔の目の周りの黒模様は左右つながっていて、尾にリングの模様があります。
耳の縁は白く、やや猫背なのも特徴です。
後ろ足で立ち上がるほか、塀などの上も歩くことができるんです。
アナグマとハナグマの違いは?
ハナグマは、アライグマ科で、中南米に数種類が生息しています。
ハナグマはアライグマ科。
尾には、アライグマにも見られる白黒のわっかのはんてん模様があるのが特徴です。
アナグマには、このはんてん模様がありません。
ハナグマの足は、アナグマよりも長く、体もほっそりとした感じがします。
尾もかなり長く、体の半分くらいはあります。
また、アライグマ科のハナグマは、アライグマ科のアライグマより口先が長いため、この部分で、アライグマとも見分けがつきます。
まとめ
アナグマとアライグマ、ハナグマのそれぞれの特徴がわかりました。
細かい違いなので、間違えるかもしれませんが、よく観察することで、分かると思います。
アナグマの体長は、およそ40~60センチほどで、体重は、10キロ前後です。
体の大きさからいうと、アライグマにとてもよく似ています。
しかし、アナグマはアライグマとの競合などによって生息数が減少しているとも言われています。
見た目は似ていても、生態はそれぞれ異なりますから、動物の世界はとても奥深いです。