人体の骨格は、約200から208個といわれています。
たくさんの骨があり、それぞれに名称があるのだそうです。
では馬の骨というと、どのくらいあるのでしょうか?
馬の骨の名前やその特徴を知ろうと思います。
馬体の骨格や名称を知る!
馬といったら競馬がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
その競走馬の骨格を見てみます。
人間ほどではありませんが四分の一ほどあります。
すべてを紹介していてはきりがありませんので、特徴的なものを紹介します。
馬といえば、やはり足です。
足の部分に、夜目というものがあります。
馬の前足や後ろ足の内側にそれはあります。
足の関節の少し上に白っぽい、まるで目の形のようなものがそれです。
正式な学名では、附蝉(ふぜん)といいます。
この夜目、正体は足の親指が退化したもので、名残りとしてあるのだそうです。
なんでも本来、馬の脚は五本指だったのですが退化してそうなったということ。
暗いなかでも視界のきく馬は、別の目があるのではないかという俗説からつけられました。
馬の骨格にはどんな特徴がある?
馬の骨格は、たいへん面白い作りをしています。
面白いのはやはり、足の骨の連結部分でしょう。
前足、後ろ足ともその骨の付け根部分にショックアブソーバーがあります。
ショックアブソーバーというのは衝撃吸収装置のことです。
これが、馬の前後の足の付け根にあるのです。
形はまるで、電車のパンタグラフを半分にしたような形をしています。
軽くブイの字を描くような骨があり、それが肩甲骨や骨盤へとつながっています。
こういう足の構造をしているから、どのような道も駆け回れるのです。
また、背骨の作りもおもしろく、建築物の吊橋と同じような構造をしています。
紙面の都合がありますので、興味のある方は検索してみてはいかかでしょうか。
馬の骨の数はどのくらいあるの?
馬の骨は50個あります。
身長が人の成人とほぼ同じで、人の骨が200です。
人体に比べ、シンプルで骨一つ一つが大きいということになります。
まとめ
馬の骨格は、人間の四分の一くらいの数があります。
馬の骨格は、非常に興味深い構造をしています。
その骨の可動する様子はまるで、現代の機械や建築工学の基礎を見るようです。
足は衝撃吸収を、背骨の作りは吊橋やクレーンの力学の元なのではないでしょうか。
その骨格は力仕事の元であり、速く走るために必要とされるメカニズムでもあるのです。