家の中でゴゾゴゾ動く小さな虫らしき生き物、これ何?
なんてことありませんか。
「もしかしてダニなのかな?」
と思ったときに、気を付けて見る部分についてお話していきたいと思います。
屋内でよく見られるダニの種類と大きさについて!
私達の住環境でよく見られるのは「チリダニ」と呼ばれるダニで、その体長は0.2~0.5mm。
寝具やカーペットなど、住まいの中でもホコリの溜まりやすい場所を好むダニです。
次いでよくいるのが「ケナガコナダニ」、体長0.3~0.5mmと「チリダニ」と同様のサイズです。
湿気を好み、主に食害で食品粉末や粉製品に被害が出ます。
その群れは小麦粉をひっくり返したように見えますが、近くによって見るとウヨウヨと動く白い点のような虫が見えるはずです。
2つとも小さな点としては認識できるけれども、見過ごしてしまいがちです。
そして、「チリダニ」と「ケナガコナダニ」は大きなダニの餌になると言われています。
この2つより大きいのが「イエダニ」です。
体長は0.75~1.0mm、「イエダニ」は吸血しますから、体色が白から赤(血液の色)に変わり、ハッキリ認識できます。
肉眼で確認できるダニと間違いやすい虫について!
ダニは種類によっては肉眼で見えるものが存在します。
先程お話した「イエダニ」は比較的大きく、肉眼で確認する事が可能です。
「マダニ」という山や草むらにいるダニは、通常でも2~3mmほどあって肉眼でハッキリ見えます。
しかもこの「マダニ」は吸血すると風船のように膨れ上がり、その体重は100倍以上、全長は1cmを超えるぐらいに大きくなります。
ダニと間違いやすい虫として、「ノミ」と「南京虫」がいます。
特徴としては、「ノミ」はネコノミで1~3mm程度で黒い体色、すばしっこく動き、撥ねますので、ダニとは見分けやすいと思います。
「南京虫」は別名トコジラミとも呼ばれていて、幼虫は薄茶色で1.5mm程、成虫になると5~8mm(見た目はゴキブリの幼虫に似ています)にも成長し、夜間や部屋が暗い時や室温が30度前後になると活発に動きます。
ここまで大きいと肉眼でも確認出来ます。
「ノミ」も「南京虫」も人の血を吸うため、あまり遭遇はしたくない虫です。
まとめ
「チリダニ」や「ケナガコナダニ」は小さすぎて肉眼では見えないけれど、「イエダニ」は肉眼でも見える大きさなのです。
マダニは通常サイズも大きめで、吸血後はかなりの大きさになるということです。
大まかにダニの大きさについて書いてきましたが、「イエダニ」や「マダニ」は吸血されると痒みや腫れ、病原菌の媒介もするようです。
「ダニかな?」
と思ったら、早めの対応をオススメします!