乗馬や競走馬のほとんどが、去勢をしている事をみなさんはご存知でしたか?
去勢したからこそレースに勝ち、成功した馬もいるようです。
今回は、馬が去勢をおこなう理由やメリットについてまとめてみました。
馬が去勢する理由は?
馬が去勢を行う一番の目的は、馬が持っている力を競争で100%発揮させるためです。
気性が荒い馬の場合、パフォーマンスを満足に発揮できな場合があります。
そのため去勢する事によって大人しくなり、その馬が持っているパフォーマンスを発揮する事ができます。
そしてもう一つの目的は、テストステロンの分泌量を抑えるためです。
テストステロンは筋肉量を増やすために必要な分泌物ですが、過剰に分泌量が増えると首周りに筋肉がつきすぎてしまい、首の動きが窮屈になります。
その結果、重心が前にかかることで前脚に負担が増え、故障を起こすリスクが高まります。
また、去勢をおこなうと女性ホルモンが増えていきます。
女性ホルモンが増えると柔軟な筋肉がつき、歩幅が大きくなるようです。
このようなメリットがあることから、去勢を行うとレースに有利に働き、競争力のアップにつながります。
馬の去勢のデメリット
馬が去勢を行うメリットを挙げましたが、もちろんデメリットもあります。
まず、去勢を行った馬はクラシックや天皇賞への出走資格を失います。
またレースで活躍し、何度も優勝したとしても種牡馬になれません。
そして全身麻酔を行って馬の去勢をする場合、手術の影響が数か月残ります。
まとめ
馬が去勢を行う理由は、馬の気性の荒さにあったようです。
馬の気性を抑え大人しくすることによって、レースで馬のパフォーマンスが満足に発揮できるようです。
もちろんデメリットもあり、手術後の影響やレースによっては去勢した馬は出場できないようです。
馬の気性の激しさをうまく闘争心に変えることができれば、馬の去勢をする必要はなくなるでしょう。