蚋は英語ではBlack flyといいます。
昆虫網ハエ目力亜目力下目ユスリ上科蚋科というのが分類の正式名称なんです。
すごく長いですね。
英名はBlack flyの他Gnatです。
ブヨは節足動物門に入ります。
漢字の蚋は双翅(そうし)目ブユ科の昆虫の総称なのです。
昆虫・蚋とブヨの違いとその意味は何?
蚋は「ぶと」あるいは、「ぶゆ」と読み、ブユの別名がブヨです。
漢字の蚋は歴史的民俗用語として使われています。
「ぶと」も「ぶゆ」も「ぶよ」も同じ昆虫を示しています。
地域による言い方の違いがあって関東の方では「ブヨ」と、関西の方では「ブト」と呼ばれているのです。
ブユはハエ目ブユ科の昆虫の総称となっています。
ブヨの生息地はその種類によって違いますが、日本全国に生息している物もあれば、(アオキツメトゲブユ)本州のみにいる物も(ウマブユ)います。
キアシオオブヨは北海道、本州、九州に分布しています。
ブヨは春に羽化をするので、春から夏にかけて主に活動します。
夏は気温の低い朝や夕方に発生しますが、集団で飛んでいる所を見たことはありませんか?
あれがブヨの集団です。
ブヨは低い温度になると活動し、大きさは3mm~約5mmほどです。
体は黒いのでわかりやすいです。
ブヨは蚊のように人の血を吸って生き、人の血をすうと腹部が膨らんできます。
キャンプ場でよくブヨにさされる経験はありませんか。
ブヨにさされると真っ赤に晴れ上がり、その部分はとても痒くなります。
大体の人がその部分を痒いてしまいます。
あまりにも痒みがひどいので、時として血が出るほどに痒いてしまう場合もあります。
それは唾液腺から毒素を注入するためなんです。
その他に疼痛や発熱の症状が出る場合もあります。
なので、予防するために虫よけスプレーでも、ブヨ専用のものを使うとか、蚊取り線香を準備するなどしておくといいですね。
また、ブヨはハッカを嫌うので、ハッカ油を塗るのも効果があります。
ブヨは暗い色を好んでそっちの方にいくので、逆に明るい色を着ましょう。
まとめ
蚋はブヨともいいますし、ブトともいい、関西では「ブト」関東では「ブヨ」と呼ばれます。
漢字の蚋は歴史的民俗用語として使われています。
英名ではBlack flyといい、その名の通り黒い色をしています。
ブユはハエ目ブユ科の昆虫の総称となっています。
ブヨの生息地はその種類によって違ってきますが、日本国内に生存し大きさは3~5mmです。
刺されると痒みをともなって大変になるので、その防止に努めましょう。