うさぎが短い前足を上手に使って、毛並みを整えている姿を見たことありますでしょうか?
一生懸命毛づくろいしている姿は、とても愛らしくて、癒されている方も多いはず…。
しかし、この毛づくろいが原因で、毛球症という病気にかかってしまうことがあるのです。
毛球症によって命を落としてしまうこともあるため、注意しなければならない病気です。
そこで、うさぎの毛球症の症状や対策・予防についてご紹介したいと思います。
うさぎの毛球症の症状とは?
うさぎが毛づくろいによって食べてしまった毛が、胃や腸に溜まってしまい毛球となってお腹に残ってしまう病気です。
猫は毛球を吐くことができますが、うさぎは出来ないようです。
症状としては、食欲の低下と糞の量の減少が主に見られます。
胃や腸にも毛球が詰まってしまうこともあるので、糞が排出されづらく便秘気味になってしまいます。
また、排出されたとしても通常よりも少なかったり小さかったりします。
毛が多く混ざっている場合は、毛球症になりかかっている合図かもしれません。
うさぎの毛球症の対策は?
もしうさぎが毛球症になってしまった時は、どのように対策してあげればいいのでしょうか。
必ず獣医さんに相談の下、ケアをしていきましょう。
第一に毛球を排出させることを考えなくてはなりません。
腸の動きを活発にさせるための薬や食欲増加を促進する薬、毛球を溶かす作用のある薬など、獣医さんから投与してもらえる病院もあります。
いざという時に困らないように、うさぎを診てもらえる病院を探しておきましょう。
また、薬もらったから大丈夫とは思わず、家でのケアも大事です。
なるべく食物繊維のある餌を与えてあげましょう。
野菜やパパイヤジュースなども食べさせてあげると良いそうです。
うさぎの毛球症の予防法は?
食べる毛の量を減らすために、こまめにブラッシングしてあげることが予防に繋がります。
いきなりブラシでとかすのではなく、まずは手でとかして、ブラシの引っかかる所がないようにしてあげましょう。
そこからブラッシングして、濡れタオルで抜け毛をふき取ってあげると効果的です。
そして、餌も普段から食物繊維のあるものを与えるとより良いです。
牧草などの干し草も毛球症の予防になるそうなので、多めにあげると良いでしょう。
まとめ
うさぎにとって毛球症は、命に係わる注意すべき病気です。
症状に気付いて、早めの対策をしてあげることも大事ですが、罹らないように予防してあげることも大事です。
コミュニケーションの一環として、日ごろのブラッシングを取り入れるだけで防ぐことが出来るかもしれません。
うさぎが健康に幸せに暮らせるように、しっかりケアしていきたいですね。