うさぎがなにかの病気で食欲がなくなってしまったときに、強制給餌が必要になります。
その強制給餌も考えなしに与えてしまうと、病気が悪化したりするので強制給餌のコツと強制給餌の間隔、量についてお話ししていきます。
うさぎの強制給餌のコツとは?
うさぎに強制給餌するときは、正しい与え方をしないと恐怖やストレスを感じることが多くなることもあります。
あおむけに寝かせて食べさせたりすると、のどをつまらせてしまうということになり命にかかわることさえあります。
のどをつまらせないために、うさぎをタオルで苦しくない程度に包んで座らせてあげてから食べさせてあげます。
その時に必ずイスなどの高さのある所に座らせてあげると、すぐに逃げることができない状態となります。
強制給餌するときに何を食べさせるかを悩んでしまうと思います。
その時は、獣医さんが駄目だというモノ以外はほぼ問題ありません。
とはいえ、食べなれているペレットをペースト状にして食べさせてあげると食べやすくなります。
ペースト状にした食事は、強制給餌用のシリンジを使って少しずつ食べさせてあげます。
シリンジは喉がつまってもいけないので、口の横から入れて前歯の裏側に必ずゆっくりと押して食べさせてあげてください。
小さい子供に食べさせる時のように、シリンジの1mlを入れてもぐもぐゴックンし終えてから、また1ml入れて食べさせてあげます。
その時に優しく声をかけてあげると、うさぎも安心します。
うさぎの強制給餌はどれくらいの間隔が適当?
うさぎの強制給餌の回数は、特に決まっていませんが慣れてくるまでは1日4回くらい上げても大丈夫です。
慣れてくれば朝1回、夜1回の強制給餌も問題ありません。
うさぎが食べれそうであれば、1日数回の強制給餌で様子をみてください。
うさぎの強制給餌の適量について
うさぎの食事量の1日の目安は体重の3%といわれています。
うさぎの適正体重は2.2kgなので66gとなります。
食欲が落ちているうさぎが66g食べるのはとても大変なので、その1/3から1/2くらいの量を強制給餌させるのが妥当です。
なので22gから33gを1日2回くらいで、体調をみながら与えてみてください。
まとめ
強制給餌の必要なうさぎは弱っています。
そのため、自分から食べようとしないのは目に見えています。
毛球症などで食欲が落ちているうさぎに元気になってもらうためにも、正しい強制給餌をしてあげてください。