当然のことながらハリネズミをはじめとする多くの動物は、体調の悪さを言葉で伝えてくれません。
また、体調不良と周囲に見せると外敵から狙われやすいがために体調が悪いという事を悟られないようにすることもあります。
飼い主ができる体調確認の方法の一つとして糞の色などから確認することも一つの管理方法と言えるでしょう。
病気を早期発見できれば早期治療ができます。
病気になる前に体調の異変に気が付いて飼育環境を改善し病気が予防できるようにしていきたいものです。
ハリネズミの糞の色で健康状態を確認しよう
糞は健康のバロメーターです。
ハリネズミは主に夜中に糞をするので、朝起きたら必ず糞の色を確認しましょう。
また色だけでなく形状や量なども注意しましょう。
ハリネズミは食べたものがあまり消化しきれずに糞を排出するので、どんな食べ物を食べたかも記録するようにしていくといいかもしれません。
ハリネズミの糞が黒の場合はどんな時?
ハリネズミ専用の餌を食べた場合は黒や黒に近い茶色で、ソーセージ状で、太めの糞です。
こちらは健康的な証拠です。
リンゴなど果物を食べた場合は、皮などが消化できずに混ざって排出します。
煮干しを食べた後はどす黒くて細く短い糞で、甲虫やムカデを食べた後は光沢した黒色で出てきます。
ハリネズミの糞が緑の場合はどんな時?
緑色の糞はハリネズミでしばしば見られるものです。
あざやかな緑色をしている時もありますし、濃い緑色の時もあります。
飼い始めの環境の変化などでストレスの多いときや、食事内容を急に変更したとき、食事の変更に伴って採食量が減った時などに緑色の糞が見られます。
数日で普通の糞の色に戻りますが、緑色が続くようでしたら細菌感染や消化器系統の閉塞、脂肪肝なども考えられるため信頼できる獣医師に見てもらうように心がけましょう。
まとめ
ハリネズミの場合、糞が緑色の場合すぐに何かするというよりは食事から排出までの過程を考慮して落ち着いて観察しましょう。
緑色のうちは重病とはなかなかつながりにくいですが、赤みがかかった糞だと血液が混ざっている可能性があり重篤の場合ですので注意が必要だと言えるでしょう。