うさぎのしっぽは、丸くて小さくてフワフワしていて…と、かわいいイメージばかり浮かんできますよね。
丸く見えているしっぽは、実はヘラのような平らな形をしていて、それが丸まっているので丸く見えるのです。
実際には、しっぽの長さは平均で2~3㎝あり、神経も通っています。
うさぎがしっぽを振るのはどんな時!?
うさぎがしっぽを振る時は、個体差はあるものの、楽しい時や機嫌のいい時、またうれしさの表れだと言われています。
他にもピョンピョンとジャンプしたり、からだをねじったりして喜びを表すこともあります。
また、何かに集中している時などにもしっぽを振るようです。
例えば、何かのにおいを嗅いで必死になって調べている時などです。
うさぎがしっぽを上げる時はどんな時!?
うさぎがしっぽを上げるのには、いくつか理由があるようです。
1つ目は、自然界で敵に襲われた時に、仲間に危険を知らせるためです。
しっぽをあげて「危ないぞ」と仲間に知らせながら、一緒に逃げるのです。
しっぽを上げて裏の部分に目を向けさせ、群れを守ろうとします。
2つ目は、異性へアピールしたい時です。
しっぽを上げて臭いと、フェロモンをふりまくことによって愛情表現をします。
3つ目はおしっこに行きたいとき。
4つ目は危険を察知した時などです。
デリケートな性格のうさぎは、小さな物音にも敏感に反応するので、些細なことでも危険を感じるのでしょう。
まとめ
うさぎのしっぽは、短くてフワッとしていて、つい触りたくなりますが、他の動物と同様、むやみに触らないほうが良さそうです。
個体差はあるものの、たいていのうさぎは触られるのを嫌がりますし、嫌がることをするとストレスになってしまうからです。
うさぎは非常にストレスに弱い生き物で、ストレスが原因で体調を崩したりもします。
しっぽが長い動物にとっては、しっぽはからだ全体のバランスをとる役割をしていると、言われています。
しかし、うさぎの場合は仲間同士のコミュニケーションをとるための、大切な働きをしているのです。
うさぎをペットとして飼っている方は、どんな時にしっぽを振ったり上げたりしているのか、観察してみるとおもしろいかもしれませんね。