うさぎはストレスにとても弱い生き物で、ちょっとしたことですぐに体調を崩してしまいます。
特に肝臓に関するトラブルは、注意したほうがいい病気のひとつです。
内臓の病気は見た目からはわかりづらいですが、病院で検査すると明らかに数値に表れます。
今回は、うさぎの肝臓の病気と、病院で検査したときの数値についてお話ししたいと思います。
うさぎに最も多い肝臓の病気!
うさぎの肝臓の病気にはさまざまな種類がありますが、最も一般的なものとして挙げられるのが脂肪肝でしょう。
うさぎは、常に食物を食べていないと生きていけない生き物です。
というのも、うさぎの肝臓はさまざまな栄養分を貯蔵し、体内に送り出す役割を持っているため、なんらかの理由で体内のエネルギーが足りなくなると、体内の脂肪を肝臓に集中させ、エネルギーに変換しようとします。
このため、ちょっとでも食欲不振に陥ると、脂肪が肝臓に集まって脂肪肝になりやすいのです。
うさぎの肝臓の数値を確認しよう
うさぎが脂肪肝になると肝臓に負荷がかかり、処理能力が落ちるため、次第に肝臓の機能が低下していきます。
ひどい時は命にかかわりますので、そうならないために、うさぎの食欲が落ちたと感じたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。
病院では、うさぎの様子を診てもらえ、必要であると判断されれば血液検査を受けることができます。
血液検査では、コレステロール値やGOT・ALTなど、人間と同じように、肝臓に関わる数値を確認します。
数値には正常範囲がそれぞれ決まっており、その数値をオーバーしていた場合は、肝臓の機能を回復させるお薬を処方してもらえます。
これも人間と同じですね。
まとめ
うさぎの肝臓の病気、おもに脂肪肝について解説しました。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、症状が表にあらわれにくいため、つい見過ごしてしまいがちですが、気づいたときには重症化してしまっている、ということが非常に多いのが特徴です。
これらの病気の早期発見のためにも、うさぎとコミュニケーションをとり、日ごろの様子をよく観察し、少しの変化でも敏感に察知してあげましょう。
うさぎは一旦体調を崩すと一気に弱ってしまう動物なので、なにか気になる点が見られたら、躊躇せずに病院で診てもらうようにしてくださいね。