小さくて愛らしく、ペットとしても大人気のうさぎ。
実は、とても病気にかかりやすい生き物なのです。とくに多いのが、胃腸や肝臓などの内臓疾患です。
内臓の病気は外見からは気がつきにくいですが、うさぎの糞の様子で一部の異常は察知することができます。
最もわかりやすいサインは下痢。
うさぎが下痢をしているときは、消化器系などで異常が起きていることが多いのです。
今回は、うさぎの下痢の原因と、下痢が続くときの対処の仕方について解説していきたいと思います。
うさぎの下痢の原因!
うさぎが下痢をしているときには、いくつかの原因が考えられます。
ひとつは、細菌や寄生虫に感染したことによって起こる、感染症型の下痢。
もうひとつは、ストレスのために食欲不振を起こし、胃腸の働きが崩れて腸内細菌のバランスがおかしくなったことによる下痢です。
どちらの下痢かは見た目では判断がつきませんが、どちらの場合も放っておくと命にかかわります。
うさぎに寄生虫がいる場合の下痢!
寄生虫が原因の下痢の場合、うさぎの体内の寄生虫を駆除しなければなりませんので、自宅での対処はまず無理です。
病院に連れていって、駆虫薬というお薬を処方してもらい、うさぎに投与してあげましょう。
また、寄生虫に感染しているうさぎの周辺やケージの周りなどには、他のうさぎを近づけないようにしてください。
糞に付着した、寄生虫を誤って口に入れてしまうことがあるためです。
うさぎの下痢が続く場合は?
うさぎの下痢が続くときは、早急に病院に連れていきましょう。
短期間で元に戻るようであれば、一時的な体調不良で済むこともありますが、丸1日続くとなると、なんらかの病気にかかっている可能性が高いです。
また、短い期間の下痢で済んだとしても、その下痢が原因で他の体調不良を引き起こすこともありますので、油断はできません。
うさぎはいったん体調を崩すとすぐに悪化してしまうことが多いため、早めの発見と判断が大事です。
まとめ
うさぎの下痢と、考えられる原因について解説しました。
うさぎは体調が悪くなっても訴えることができません。
それどころか、具合が悪いのを隠そうとする習性があるので、日頃から密接にコミュニケーションをとるようにして、小さな変化に敏感に気づくことができるようにしておきましょう。