うさぎは人間からは考えもつかないほど、ちょっとしたことで体調を崩しやすい生き物です。

特に肝臓の病気にかかりやすく、なんだか様子がおかしいと思って病院に連れていくと肝臓が悪くなっていた、というケースが非常に多いです。

どうしてそんなにうさぎは肝臓の病気にかかりやすいのでしょう。

それには、うさぎの体質が深く関わっています。

今回は、うさぎの肝臓の病気の原因と、その治療法についてお話ししたいと思います。

 うさぎ 肝臓 肥大

うさぎの肝臓肥大とその治療法!

うさぎの胃は、常に食べ物を消化して動き続けています。

糖質の過剰摂取やストレスなどによって胃の働きが鈍ると、食べ物を次第に消化できなくなり、胃の中に消化できなかった食べ物が溜まっていきます。

これは胃腸うっ滞とよばれ、この状態になるとうさぎの食欲がだんだんと落ちていきます。

食欲が低下すると、新しい栄養分が入ってこなくなるため、うさぎの体内のエネルギーが減ってしまいます。

この状態になると、肝臓が異常な動きを見せ始めます。

肝臓は、栄養分をエネルギーに変化させて体全体に送り出す役割を持っているため、足りない栄養分を補おうとして、全身から脂肪を集めはじめてしまうのです。

脂肪が集中すると、当然肝臓は肥大します。

この状態を脂肪肝と呼びます。

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脂肪肝になった肝臓は周囲の血管を圧迫し、血液の流れを悪くしてしまいます。

やがて肝臓は脂肪を処理しきれなくなり、肝臓自体の機能も低下してしまうのです。

このように、うさぎの食欲の低下は肝臓の肥大に直結します。

少しでもおかしいと思ったら、すぐに病院に連れていくのが一番です。

治療法としては、胃腸の働きをよくする薬を処方したり、強制的にエサを食べさせたりして胃腸を動かし、栄養分を補給させることが第一となります。

また、それと同時に食べられなくなった原因を探り、その解消につとめる(エサの種類を変える、ストレスを取り除くなど)ことも大事です。

まとめ

うさぎの肝臓肥大とその原因、治療法についてお話ししました。

うさぎの肝臓は悪くなるのがとても早く、24時間何も食べられない状態が続くと命にかかわる、と言われているほどです。

些細な変化ではありますが、毎日きちんとエサを食べているかどうかチェックする習慣をつけましょう。

もしエサの減りが遅いと感じたら、躊躇せずに病院の門を叩くことが、最善の治療につながります。

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