ハリネズミは、まだまだペットとしての歴史も浅く、専門家や獣医でさえも不明な点が多い生き物です。
地方の病院では、ハリネズミを見れない獣医さんもたくさんいらっしゃるので、もし飼われるならばどこの病院が扱っているのか、緊急事態にはどうしたらいいのか前もって知識をつけておく必要があります。
ハリネズミがかかりやすい病気の1つに「肺炎」というものがあります。
肺炎とは、肺の肺胞という部分に炎症が起き、呼吸困難や酸素不足などに陥り最悪命にもかかわる病気です。
今回は「肺炎の原因」や「肺炎になってしまったらどうすればいいのか」、「治療できるのか」などについても書いていこうと思います。
ハリネズミの肺炎の原因は!?
肺炎、気管支の病気は鼻炎から気管支炎そして肺炎の順で進行するのが、一般的で食欲不振や呼吸の乱れが目立ちます。
症状が進行すると、命を落としてしまう可能性のある危険な病気ですので、鼻炎や風邪だと侮ってはいけません。
普段からよく観察しておきましょう。
主な原因は「鼻炎の悪化」が引き金になることが多いようです。
そこから「ストレスや免疫低下」により、症状が悪化するようです。
くしゃみをしていたり、咳をするようであれば肺炎の前触れか肺炎そのものの可能性もありますので、自己判断はせずにできる限りプロに任せましょう。
ハリネズミにも肺炎の症状とは!?
そのままにしていると命にかかわるため、次のような症状が出た場合は、ハリネズミが扱える動物病院へ行ってください。
肺炎や気管支が疑われる症状には「咳をする」「食欲不振」「呼吸が荒く早い」「呼吸が遅い」などがあります。
また「鼻水が出る」「呼吸音がする」などの症状がみられる場合は、風邪などの可能性もあります。
ほかの病気の可能性もあるので、もし何らかの症状が見られる場合一度受診してみるといいかもしれません。
ハリネズミにも肺炎がある!治療は?
冒頭でも書いた通り、ハリネズミは不明な点が多く治療自体出来ない病院もありますが、一般的な治療は抗生物質やネブライザーという吸入器を使った治療を行うようです。
食欲が落ちていたり、痩せてきたりする場合は栄養価の高いおやつなども与えましょう。
ミルワームやコオロギなどがおすすめです。
まとめ
ハリネズミにも肺の病気がありました。
肺炎はかかりやすい病気の一つです。
普段から注意深く観察してあげましょう。
すぐに対処できるように、近くの病院で受診可能か調べておきましょう。