例えば、外国でうさぎと一緒に暮らしている飼い主さんが帰国する場合、うさぎも一緒に連れてくることはできるのでしょうか。
答えは「できる」です。
でも、外国からうさぎを連れてくる場合、うさぎを輸入する場合と同じ手続きが必要になってきます。
出国する国の証明書や日本へ入国する際の手続きなど、あらかじめ準備しておくべきことがいくつかあります。
日本へうさぎを輸入するには?
日本へうさぎを輸入する場合、まずは輸出国政府機関が発行した検査証明書が必要になります。
これは、検査結果や伝染病疾病(野兎病・ウィルス性出血症・兎粘液腫)などの病気を、広げるおそれがないという内容が書かれていることが必要です。
また、どんな飛行機でもうさぎを乗せられるわけではありませんので、各航空会社へ問い合わせなければなりません。
無事に日本へ到着した後は、動物免疫所で1日係留検査を受けます。
この検査は無料ですが、滞在時のえさ代などは自己負担になりますので、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
係留検査は、成田空港や関西空港など17の海空港で受けることができます。
日本到着時に、輸入検査申請書を動物検疫所に提出しなければなりません。
日本に着いてからも、検査等を含めると入国までに3日間かかることになります。
出国してから飛行機に乗っている時間と、日本に着いてから入国できるまでの時間を考えると、非常に長い時間がかかります。
うさぎはストレスに弱いので、体調の変化が心配なところです。
長時間のフライトでもなるべくストレスを感じないで済むように、十分な水分補給や、お気に入りのえさやおもちゃを準備するなど、ケージ内で快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。
まとめ
少しでもうさぎのストレスを軽くしてあげるためには、飼い主さんが事前に十分に調査し、スムーズに入国できるよう準備しておくことが大切です。
日本へ到着してから、急に体調を崩した場合にそなえて、すぐに連れていけるよう近くの動物病院を調べておくといいですね。
また、自分でこのような手続きをすることに不安な場合は、「輸入代行業者」に頼むことができます。
輸入から配送までしてくれるので、一度検討するのもいいかもしれませんね。