うさぎ飼育に携わっている方であれば、「コクシジウム症」という病気を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ハムスターなどの小動物から犬や猫まで、多くの動物がかかるとされている「コクシジウム症」は、うさぎの代表的な病気としても有名なのです。
今回は、必ず知っておいてほしい!
うさぎのコクシジウム症の原因や症状についてご紹介します。
うさぎがコクシジウム症になる原因は?
コクシジウム症とは、コクシジウムという寄生虫によって引き起こされる病気です。
便と共にコクシジウムが排出され、口の中に入ることにより発症するとされていますが、コクシジウムが体内にいるからといって、全てのうさぎがコクシジウム症にかかるわけではないとされています。
環境の変化やストレスによる体力の低下、子うさぎや老うさぎなどの病気に対する抵抗力が弱いうさぎに、発症することが多く、一度発症してしまうと重症化しやすいため恐ろしい病気であるということが有名ですよ。
ケージ内の不衛生や、古くなった餌、湿気のこもった飼育環境などの理由から、原因菌が爆発的に増えると一般的に言われております。
うさぎのコクシジウム症!症状とは
うさぎのコクシジウム症は、大きくわけて2つ「腸に寄生するタイプ」と、「肝臓に寄生するタイプ」にわけられます。
一般的なコクシジウム症は、大体が腸に寄生するタイプのもので、軟便~タール状の下痢・血便・食欲不振・体重減少などがあげられます。
うさぎに寄生するコクシジウム菌には、種類が多いそうで、どの菌に寄生されるかによって症状が変わってくるということが特徴であるそうです。
コクシジウム症は、子うさぎが発症した場合は重症化する可能性が高いため、便になにか異常が見られた場合は必ず下痢の原因を調べるようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はうさぎのコクシジウム症の原因や、症状についてまとめてみました。
うさぎのコクシジウム症は、発症すると重症化しやすいため、注意が必要だということがわかりました。
コクシジウム症を予防するには、衛生的な飼育環境を心がけることが、なにより効果的であることも併せてわかりました。
綺麗すぎる環境がいいとは思いませんが、新鮮な水や餌など、うさぎにとって過ごしやすい環境をつくってあげることが大切です。