この地球の中には様々な生き物がいますが、姿形は違えど同じ仲間になる生物がたくさんいますよね。
その中で私たちとサル、ゴリラなどは同じ仲間に入りますが、明確に今現在違っています。
この違いはどこから生まれたのでしょうか?
また、人とゴリラは何が違うのでしょうか?
人間とゴリラの違いはなに?
私たち人間は哺乳類サル目(霊長類)の分類群の一つになります。
ヒト亜科(人属、チンパンジー属、ゴリラ属を含みます)とオラウータン亜科で作らています。
もともとは人の種をわかりやすく分類するためでしたが、人を中心とする古生物学の進展と、DNA解析の進展が進み解析されて、人と人類猿、特にゴリラ属・チンパンジー属は人にとても近い遺伝子を持っていることがわかったために、ゴリラ、チンパンジーはヒト科に分類される意見が多くあるようになりました。
人間の特徴はまず、哺乳類の中で人間のみが直立二足歩行です。(脚と脊髄がまっすぐになって立って歩ける)
そしてコミュニケーションも発達しています。
脳と生態が発達していて、身振り手振りだけでなく、音声や、手話、言語などで他者とのコミュニケーションがとれます。
外見は尻尾が人間にはないため確実な比較は少し困難ですが、サル目としては大型の部類に入ります。
男性で身長160~180cm体重は50~90kgです。
女性は男性よりやや小柄です。
そして、体表のほとんどの体毛が薄く肌が露出しています。
胎生で妊娠期間は約266日です。
体重3~4kgで誕生しますが、ほかの哺乳類とも比べてひどく無力な状態で生まれてきます。
一般的なサル目は生まれてからすぐに母親にしがみついたりできますが、人間は目も見えず頭を保持することもできません。
約二年で歩き、言語でコミュニケーションを取り10~15歳で生殖能力を得ることができます。
寿命は約80年です。
ゴリラはゴリラは霊長類目ヒト科ゴリラ属に分類されます。
生息しているところは熱雨林で低地~高地にかけて縄張りにしています。
体つきも大きく体長85~190cm体重70~200kgで広い胸、太い首と手足をしており、霊長類でも最大級の体格をしています。
体格は大きく、しっぽはありません。
直立ではありませんが二足歩行ができます。
食事は基本的に植物性の物を食します。
性格は温厚でストレスに弱く神経質です。
場合によってはストレスで亡くなることもあります。
コミュニケーションは身振りなどでとるようですし、顔色をうかがうこともあるようです。
胎生で妊娠期間は平均256日です。
寿命は約40~55年です。
人間とゴリラの進化はどこまで同じ?
人間にとって自分のルーツはとても気になり、今現在も研究がおこなわれています。
そして、人間とゴリラは約1000万年前にヒト亜科がヒト族とゴリラ族に分類された、と現在考えられています。
ゴリラ、チンパンジー、人を結びつける最後の祖先はケニアで見つかったナカリピテクスもしくはギリシャでみつかった、オウラノピテクスの可能性があるのではないかといわれています。
また、遺伝子的に人間とゴリラは98パーセント近くが同じという結果が出ています。
まとめ
人間とゴリラを外見や特徴だけで見るとあまり似ていないように思えますが、ほかの動物を比較にすると、逆に人間とゴリラは、精神的にもしっぽがないところも様々に似ているところが多いようです。
また、進化のところも1000万年前というと、途方もなく昔のようですが遺伝子的にはとても人間とゴリラは近いようです。
こんな、人間に近いゴリラです。
動物園などで会うことがありましたらコミュニケーションがとれるかもしれませんね。