平地から山地と幅広い地域で姿をみるカナブンは、金属的な光沢を持つ昆虫です。

ハナムグリの中でも比較的大きな部類にはいるカナブンには、クロカナブンやチャイロカナブンなどさまざまな仲間がいます。

その中の一つにアオカナブンがいますが、カナブンとアオカナブンそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、カナブンとアオカナブンの見分け方についてみていきましょう。

カナブン アオカナブン 見分け方

カナブンとアオカナブンの見分け方のポイント

カナブンとアオカナブンの見分け方のポイントとしては2種類の昆虫が持つ体の色合いに着目します。

まるで金属をおもわせる光沢がカナブンの仲間の特徴で、カナブンは緑褐色や茶褐色の個体が比較的多く、他に赤色や青色、パープル色など色彩の変化は多様です。

対してアオカナブンは、カナブン同様金属光沢がありますが、カナブンよりも強い光沢があり、より鮮明な色合いといって良いでしょう。

アオカナブンという名前ですから、もちろん青色をした個体もいるのですが、緑色や赤みをおびた緑色の種類というイメージが強いです。

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体の作りの違いもカナブンとアオカナブンの見分け方のポイントです。

互いに基本的な外観は似ていますが、カナブンの体のフォルムは全体的に丸く、アオカナブンの体はカナブンに比べると細身で縦長にみえます。

体を裏返したときにも違いが分かり、カナブンの左右の後脚節部はくっついていないため空間がありますが、アオカナブンの後脚の節部は左右がくっついています。

この違いは、色合いや体のフォルムで識別がむずかしい場合、見分け方の有効な判断材料といえるでしょう。

アオカナブンは、北海道から九州までと幅広く分布しており、山地を好む傾向にあります。

これに対してカナブンは北海道を除く本州や四国、九州に分布、山地にもいますが比較的平地を好む傾向です。

このため、特別なレアケースを除き、カナブンがいる生息地も種類の見分け方の手掛かりといえます。

まとめ

カナブンとアオカナブン、同じグループといえどもそれぞれに違いがありました。

二つの種類の見分け方としては、ボディカラーの鮮明さや体のフォルム、後脚節部の違いが挙げられます。

似ているようでも明確な違いがありましたね。

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