夏の暑い季節になると、家族や友人達と川遊びやキャンプなどを楽しむ方は、大勢いるかと思います。
みんなでバーベキューなどをすると楽しいですよね。
しかし、そんな夏のイベントでは、虫刺されに悩ませられる方も多いのではないかと思います。
折角の楽しい時間が虫に刺されて台無しに…なんて経験をされた方も多いのではないかと思います。
また、その中でも特に厄介なのがアブです。
夏休みの時期などがちょうどアブの活動時期なので、川遊びなどをしていて刺された経験のある方は多いと思います。
そんなアブですが、アブは毒を持っているのか?
刺されるとどんな症状を引き起こすのか?
などを知らない方もいるかもしれないので、紹介していきたいと思います。
アブの持っている毒の成分は?
意外かもしれませんが、アブには毒というほどのものはありません。
アブは、血を吸う際に、血液が固まらないようにする成分を出します。
毒のないアブに刺されてなぜ痒くなるのか?そしてその症状とは?
アブに刺されると、チクッとした痛みを感じ、その後激しい痛みや痒みを伴います。
蚊などに比べると、刺された際に痛みがありますがその原因はアブの吸血方法にあります。
アブは吸血する際、蚊などのように針を刺して血を吸うのではなく、皮膚を噛みちぎり、そこから血を吸います。
なので、噛まれた際にチクッとした痛みを感じます。
そして、なぜ毒を持たないアブに噛まれたところが痒くなるのか?
それは、虫などに刺された結果、皮膚の下でヒスタミンというものが反応し、毛細血管が拡張されたりした結果、痒みを感じているそうです。
この症状は、花粉症などの痒みと同じものだそうです。
ヒスタミンはたんぱく質の一種で、炎症を引き起こし、白血球が外部からの侵入者に対抗するために毛細血管を拡げます。
その結果、皮膚が腫れたり、痒くなったりするのです。
まとめ
意外にも、アブには毒がありません。
あれだけ痒くなるのだから毒を持っていると思っていた方も少なくなかったのではないかと思います。
痒くなるのは、蚊やアブに刺された事自体が原因だったのです。
しかし、毒が無いからといって刺されれば痛みもあれば、痒みもあります。
なので、アブなどが活動する時期には、刺されないように虫除け対策などをしっかり行い、もし刺されても対応できるように薬などを持ち歩いておくべきなのではないかと思います。