馬は4種類に大きく分けることが出来ます。
その中でも、乗馬用として優れている馬の種類と優れている理由、他の種類の馬との違いとは何かを紹介していきます。
これから乗馬を始めてみたい方も、すでに知識はあるけれど再確認したい方にもご覧いただける内容です。
乗馬用として優れている馬とはいったいどのような種類なのでしょうか。
乗馬できる馬の種類
そもそも乗馬という言葉の通り、乗ることが可能な馬はすべての馬に当てはまります。
すべての馬に乗ることが出来ます。
どのような場面での乗馬に、どのような種類の馬が向いているのかは以下の通りです。
過酷な地での飼育、険しい山道での移動の乗馬に適している馬は日本在来馬です。
西洋などから馬が外来する以前から日本で生息していた馬になります。
現在、日本在来馬は8種類ですが個体数が少なく、文化財として指定を受け国で管理されています。
スピードより、馬力を重視する荷馬車引きなどに適している馬は重種です。
800kgから1tを超える馬がいます。
ペルシュロン、シャイアー、ブルトンなどが重種に含まれます。
短足気味でずんぐりとした体格ですが、そのおかげで他の種類の馬より馬力を発揮することが出来ます。
競走馬に向いている馬は軽種です。
400kg~500kg程度の体重で身軽です。
重種とは正反対で馬力よりスピードが重視されます。
脚は細くすらっとしており、筋肉が引き締まっています。
サラブレッド、アングロアラブ、アラブなどが軽種に含まれます。
重種と軽種の間に位置する馬が中間種です。
能力も体格も2種類の中間であり、馬場馬術用、障害飛越用など目的によって適した飼育を行います。
スピードも馬力もそれぞれ特化した軽種と重種にはおよびませんが目的によって柔軟に成長させることが出来ます。
ハンター、クォーターホース、ノルマンなどが馬種に含まれます。
特に乗馬用として認知されている種類の馬
乗馬用として競馬場や乗馬クラブで見る機会が多い軽種と中間種が、一般的に広く認知されています。
軽種は走る時にマスクをしないと気が散って走ることに集中することが難しい繊細な性格ですが、中間種は軽種に比べれば大人しく順応な性格の馬が多いです。
そのため、競走用ではない乗馬クラブやふれあい広場などでの、馬に乗って楽しむ場所では中間種を多く活用しています。
競馬ではスピードが一番ですので軽種を活用しています。
各種類の中でも品種によってさらに得意なこと、性格が多岐にわたります。
まとめ
すべての馬は乗ることが出来ますが、特に乗って楽しむこと、走ることを重視する馬は中間種と軽馬です。
馬の品種は多く、初心者が見分けるには多くの知識が必要ですが、日本在来種、重種、中間種、軽種の大きく分けた4種類は体格から見分けやすいので少し意識して馬を見てみると、馬力重視の馬なのかスピード重視の馬なのか判断できるでしょう。
乗馬するときには、品種ごとに性格が違うことを念頭に置いておくと、馬と早く信頼関係を築けて乗馬を楽しむことが出来るはずです。