競走馬の80パーセント以上が胃潰瘍になっているというデータがありますが、そもそも馬の胃潰瘍の症状とはどのようなものなのでしょうか？
また、その原因や治療法についても知りたいと思います。
普段あまり考えないことですが、馬の胃潰瘍についての詳細を調べてみました。
馬の胃潰瘍の症状は？
馬の胃潰瘍の症状はなかなか表面に出てこないので、非常に厄介です。
食欲不振などの胃潰瘍の症状が出た時にはすでに、胃潰瘍が重篤な状態になっている可能性が高いです。
ですから、沈黙の潰瘍とも呼ばれていて、なかなか対処するのが難しい病気とされています。
しかし、その原因が分かれば、少しでも馬にかかる負担を減らすことが可能です。
馬の胃潰瘍の原因は何？
馬の胃潰瘍の原因となっているのは、ストレスです。
これは人間も同じなので、納得しやすい理由ですが、特に競走馬は調教やトレーニングを受けなければいけないので、非常に難しいです。
さらにレースに出るために輸送される機会も多いので、ストレスを感じやすい環境にいます。
なるべく、ストレスを軽減する形で対処していくしかありません。
ストレスを全く与えないというのは難しいということです。
馬の胃潰瘍はどう治療する？
馬の胃潰瘍の治療には、抗潰瘍薬を投与することになります。
この薬で症状が軽くなると、食欲も戻り体力も回復していきます。
その他にも馬用の胃腸薬も販売されているので、予防や軽い胃潰瘍が発見された時に、胃腸薬で治療をするということもあります。
さらには、休養も非常に大切です。
ストレスが原因となっているわけですから、可能なら休養させて、自然治癒力を高めてあげるということも重要です。
まとめ
馬が胃潰瘍に苦しむというのはとてもかわいそうですが、最近は早期に発見することができるよう進歩しているので、弱ってしまった馬にも適切な治療ができるようになっているようです。
ストレスは人間と共存していく上で完全には避けられないことですから、いかにしてうまく付き合っていくかという点が重要になります。
