コウモリは、あらゆる感染症の原因にある病原菌やウイルスを体に持っていて、その中でもよく知られているのが狂犬病です。

狂犬病は発熱、頭痛などの風邪のような症状から始まり、興奮や錯乱状態のような脳炎症状を起こすとても恐ろしい病気です。

コウモリが出没する地域に暮らし接する機会が多い人は、コウモリから狂犬病に罹る感染経路を、知っておいた方が予防や対処ができて安心です。

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コウモリから狂犬病ウイルスがうつる感染経路とは?

コウモリは、様々な病原菌やウイルスを持っています。

コウモリはおとなしい性格の生き物なので、危害を与えなければコウモリの方から人を攻撃してくることはありません。

しかし無理やり追い払おうとすると攻撃されたと思い、コウモリに噛みつかれることがあります。

イヌやネコと同じようにコウモリに噛まれると、その傷口から狂犬病ウイルスが体の中に侵入してウイルスに感染します。

潜伏期間は1~3か月で、噛まれた事を忘れた頃に症状が出現します。

このように、コウモリから狂犬病に感染する経路は噛まれた傷口からの感染ですが、コウモリの体や排泄物に素手で触れた後の感染の可能性が、全くないとは言えないと専門家は言います。

接触後は必ずすぐに石鹸で洗い、噛まれたらワクチンの接種が必要なので、傷口を流水で良く洗ってからすぐに病院を受診しましょう。

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コウモリから狂犬病ウイルスは空気感染する?

コウモリから狂犬病に感染する経路は、噛まれた傷口からウイルスが入り込むので、空気感染することは確認されていません。

ヒトからヒトへの狂犬病の感染例も、狂犬病患者からの角膜移植で報告されたのみです。

しかし稀にコウモリに噛まれていなくても、接触により傷口や粘膜からウイルスが侵入することがあると言われています。

まとめ

コウモリは、罹ると必ず病状が進行する恐ろしい病気の病原菌を持っています。

民家に潜むコウモリからウイルスが空気感染して、狂犬病を発症した例は過去にありません。

かまれた傷口から体内に、ウイルスが侵入して発症します。

しかし狂犬病のウイルスは、粘膜や他の傷口から感染する可能性があると言われています。

コウモリの排泄物を、そのまま放置しておくとそれが乾燥して風に舞い、皮膚や粘膜と接触するかもしれません。

近くにコウモリがいる時は、コウモリにも排泄物にも触らないようにしましょう。

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