象の鼻が長いことは、みなさんがご存知の通りです。
どうして象の鼻が長いのかをご存知ですか?
それは、餌や水を食べたり飲んだりすることが大きな役割なのです。
では、象の鼻には水がどのくらい入るのでしょうか。
象は鼻から水を飲んでいるの?
象の鼻の長さが、どのくらいなのか知っていますか?
象の鼻の長さは、およそ2メートル!(個体により異なりますが大体1.5メートル以上の個体がほとんどです)
大きさはおよそ成人の人間と同じ大きさ。
この鼻には多くの水が溜められるんですよ。
その量はなんと6リットル。
500ミリリットルのペットボトルが、12本!
1ダースですね。
こんなに多くの水が鼻に入るなんて、人間ならば鼻に水を入れること自体に痛みを感じるものなのですが、象にとっては鼻の中に痛みを感じる神経がありませんので、多くの水を溜めても痛くはないですので問題はありません。
そして、もちろん多く水を鼻に吸い込んだからといって、むせることもありません。
そんな象の姿見たこともないですし、想像も出来ません。
では、象はそのまま鼻から水を飲んでいるのでしょうか。
いいえ、違います。
実は、鼻から吸い込んだ水は、再び鼻を使い、鼻の付け根にある口に水を入れているのです。
ストローの役割ではなく、象の鼻はコップのような役割をしていたんですね。
赤ちゃんの象はどうやってお母さんのミルクを飲んでいるの?
(象は哺乳類の為母親からの母乳で育ちます)
象の赤ちゃんが、お母さん象からおっぱいを飲んでいる姿を思い浮かべて下さい。
お母さんのおっぱいは、わきの下にあるのですが、そのおっぱいを鼻の下にある口で飲んでいる赤ちゃんを思い浮かべることが出来たでしょうか。
その姿を見ても、鼻から飲み物を飲んでいないのがお分かりですよね。
まとめ
ゾウの鼻には水を溜める役割があったのですね。
てっきりそのまま鼻から水を飲んでいるのかと思っていませんでしたか?
ゾウも人間と同じように食べ物や水を口に運ぶのですよ。実際に動物園などで見ることが出来たら是非観察してみてくださいね。