私たちのイメージの中で、羊とアルパカと山羊はおおまかに同じような動物です。
一緒に比べてみるとわかるかもしれないですが、はっきりとした違いがわからないため、別々にみると羊かアルパカか山羊かわかりにくいというのはありませんか。
羊とアルパカの違いは?
アルパカは、ラクダの仲間で南アメリカにしか生息しません。
山羊牛の仲間で山地に生息しています。(偶蹄目のラクダ科:偶蹄目はほかに牛やラクダ・カバ・イノシシがいます。)
羊は、脊動動物門哺乳網ウシ目ウシ科ヤギ亜科のいきもの。
牛の仲間で平地に生息しています。
もともとはインド・モンゴル・西アジア・地中海にいます。
山羊は、ウシ科ヒツジ亜科ヤギ属です。
山羊は大昔から家畜として飼育され、乳用種・毛用種・肉用種・乳肉兼用種などに分化し、その品種は数百種類です。
山羊と羊の違いは?
ヒツジとヤギはとても似ています。
種類にもよりますが、高い崖などに登るのはヤギ、首や耳にたれているような部分があったらヤギです。(ない品種もあります)
山羊や羊は品種によっても違いますので、見分けが難しいです。
種類にもよりますが、どちらかというと山羊のほうが攻撃的で、食べ物も羊は草だけ食べますが、山羊は木の皮や木の芽も食べるという違いがあります。
羊は山岳や砂漠、ステップなど乾燥地帯に暮らす遊牧民にとって、脂肪を得ることができる重要な栄養源です。(山羊からは充分にえることができません。)
山羊は粗食によく耐え、険しい地形も苦にしないとのこともあり、山岳部や乾燥地帯で生活する人々にとって貴重な家畜となっています。
特に羊と比べると乾燥に強いため、西アジアの乾燥地帯では重要な家畜です。
山羊の乳質は牛に近く、乳量は羊よりも多いです。
まとめ
羊とアルパカと山羊の違いは、アルパカはラクダの仲間です。
そして南アメリカにしか生息しません。
山羊は牛の仲間です。
山地に生息します。
羊も牛の仲間です。
平地に生息します。
これが大きな違いです。