動物園のふれあいコーナーや、最近ではペットショップでもよく見かける様になったうさぎですが、ぐっすり眠っている姿を見た事がありますか?
常に目をパッチリ開けている印象があります。
一体いつ、どれくらいの時間眠っているのでしょう?
うさぎが寝るのはいつ?
意外に思うかもしれませんが、そもそもうさぎは夜行性です。
自然界では、うさぎは肉食動物に捕食される可能性が高い動物です。
キツネやイタチだけでなく鷹やワシなど、上空からも捕食しようと狙っている生き物がいます。
うさぎからしてみれば、命の危険がそこら中にあるわけですから、うさぎはとても警戒心が強く、明るい時間は、目立たないように土に掘った巣穴で寝て過ごします。
寝て過ごすと言っても、人間の様に、ぐっすり眠っているわけではありません。
少しの物音でも、瞬時に反応出来るように、半覚醒状態で短い睡眠を繰り返すような睡眠を取っています。
ではペットショップのうさぎも夜行性なのでしょうか?
実はうさぎには順応性があります。
名前を付ければ理解もしてくれますし、トイレのしつけも出来ます。
個体差はありますが、自分の置かれた環境が絶対に安全だと理解すると、徐々に人間と同じ様に朝起きて、夜眠るようになりますし、半覚醒状態ではなくぐっすりと熟睡することもあります。
飼い始めは警戒していますので、大きな音を立てない様にし、強い芳香剤や香水などを避けるなど環境を整え、更に可愛いからといって急に抱き上げたり、安易にゲージからだしたりすると、うさぎが恐怖心を抱いてしまうので、避けておいた方が警戒心を解く近道です。
警戒心さえ解ければ、人間と同じような生活のリズムを送るようになります。
短い睡眠を繰り返す様な睡眠ですが、8時間から9時間寝ますので、自然界のうさぎの様に、夜中に元気に動き回る様な事はありません。
まとめ
自然界では夜行性のうさぎでも、警戒心を解くことで順応して、人間の生活と同じように、夜眠る様になります。
個体差はありますが、短い睡眠を繰り返しながら平均で8.4時間眠っています。
人間と生活する上では、警戒心さえ取り払えば、人間の生活に支障が出る事はありません。