シマウマなど縞模様を持つ生物は、体表面で温度差を形成して細かい空気の流れを生じさせて、体温調節に役立てているそうです。
黒縞の部分は温度が高く上がり、白縞の部分も黒縞よりは低いけど温度が上がって、低くなったのは、温度差が生む風ではなく、自然の風が吹いた時だけだということが分かりました。
空気がシマウマの体に当たると、熱をたくさん吸収する黒い部分は、白い部分よりも空気の流れが強く早くなる。
この対流のおかげで小さな空気の渦が起きて、シマウマの皮膚を涼しく保つのではないかということです。
ですから、縞の多いシマウマの体温は同じ地域の縞のない哺乳類と比べても、3度も低いそうです。
縞模様のもう一つの特徴は、病原体を持っているサシバエは高温な気候を好みます。
縞の数を多くすることで、虫を寄せ付けない効果があります。
こんなシマウマは、見た目もウマなのに競馬には出ないのでしょうか。
シマウマは日本では競馬をしない?
シマウマは、過去一度も競馬に出たことがないそうです。
その理由は、ウマ程シマウマは足が速くないのです。
馬は時速70キロで走りますが、シマウマは50キロ程度です。
足が速くなければ、サラブレットに登録すらできません。
他の理由としては、シマウマは気性が荒い性格で、家畜にさえ向いていません。
幼い頃に、どんなに大切に育てたとしても、加齢とともに気性が荒くなっていってしまいます。
さらに、気が弱い性質なため、強いショックを与えると亡くなってしまうのです。
馬の場合は走ったり止まったり曲がったりと、人間の指示に従うことができます。
シマウマの場合は、言う事を聞いてくれないので競馬向きではありません。
まとめ
シマウマの性格上、ウマとは真逆なので人間の指示に従って動く競馬など、競技をすること自体が苦手なことが分かりました。
どんなに大事に育てても、加齢とともに気性が荒くなっていってしまうのは、恐ろしいし悲しいですね。
シマウマを動物園で飼育するのでさえ難しそうですね。