うさぎの眼球が左右または上下に動き続ける症状を「眼振」と言います。

眼振の原因は一体何でしょうか。

眼振の治療方法についても考えていきましょう。

うさぎ 眼振 原因 治療

うさぎの眼振の原因は?

うさぎの内耳には三半規管という平衡感覚を管理する機能があり、この規管がパスツレラ菌に感染してしまうことがあります。

パスツレラ菌に感染してしまうと、内耳炎になり、平衡感覚が保てず、眼振の症状が発生することがあります。

また、エンセファリトゾーン原虫と呼ばれる寄生虫が脳や腎臓に寄生することによって起こるエンセファリトゾーン症も眼振の原因と考えられます。

エンセファリトゾーン症を患うと、脳や腎臓に炎症が起きて、眼振などの神経症状が発症します。

うさぎが首をずっと傾けている「斜頚」や、ごろごろと横に転がりまわっている「ローリング」という神経症状が現れる場合もあります。

それ以外の眼振の原因は、先天性疾患(遺伝性)、中毒、熱射病、腎不全、栄養不良なども考えられますが、まずはできるだけ早く、うさぎのことを詳しく診察できる獣医師に相談することが大切です。

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うさぎの眼振の治療方法は?

パスツレラ菌に感染すると抗生物質の投与が基本となりますので、うさぎに詳しい獣医師に診てもらうようにしましょう。

また、エンセファリトゾーン症が疑われる場合にも、駆虫薬などの投与、ステロイド製剤・抗菌剤・抗生物質の使用が一般的です。

うさぎに眼振の症状が出てから早期に治療が開始できたかどうかが、とても重要です。

うさぎに限った話ではありませんが、神経というのは、ダメージを受けるのは一瞬ですが、回復にかかる時間はとても長くなります。

症状が発症してから8時間以内に処置が必要で、早ければ早いほどよいでしょう。

眼振によりめまいが起きて、食欲が落ちる事があります。

食べられなくなると体力も落ち、別の病気になる可能性も出て決ますので、食べられない場合は、飼い主さんが強制的に餌を食べさせてあげることもとても重要です。

まとめ

うさぎさんに眼振の症状が出たら、できるだけ早くにうさぎさんのことを詳しく診察できる獣医師に相談しましょう。

早い対応でうさぎさんが早く元気になるといいですね。

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