うさぎはたくさんの水を飲みます。
ただ、必要以上にうさぎが水を飲みすぎる場合、または水を飲まない場合の原因と対応方法を考えていきましょう。
うさぎが水を飲み過ぎる原因とは?
うさぎは元々たくさんの水を飲む動物です。
「乾燥している牧草やペレットが主食」であるため、牧草などを消化するためには多くの水分が必要になります。
体重100gあたり、5~10mlの水分が1日に必要だと言われています。
水を飲みすぎると、人間も同じですが、お腹が冷えて下痢になることがありますね。
水を飲みすぎて下痢になる理由としては、温度が適温でない、引っ越しなどの環境変化などによるストレスがあげられます。
環境を改善して下痢が治る場合は、特に問題ないと考えられます。
うさぎが水を飲みすぎるときに、いつもと様子が違う場合は、慢性腎不全・糖尿病・肝不全・毛球症・粘液性腸疾患腸性毒血症等の病気を疑う必要があります。
病気の場合は、だんだん飲む水の量が増えるのではなく、突然今までの倍くらい飲み始めることが多いと言われています。
その場合は、すぐにうさぎに詳しい獣医師に診てもらうようにしましょう。
うさぎが水を飲まない原因は?
うさぎが水を大量に飲む場合も心配ですが、飲まないときも心配ですよね。
うさぎが水を飲まない場合は、
- 常に新鮮な水に交換しているか
- 置き水の容器が清潔に保たれているか
- 吸水ボトルの場合水が出るか
- 飲みやすい場所に置き水・吸水ボトルがセットしてあるか
- 果物・野菜などをあげすぎていないか
などを確認しましょう。
これらを改善して、水を飲むようになれば問題ないと考えられます。
しかし、いつもと様子が違い、長く水を飲まない状況が続くようでしたら、病気を疑いましょう。
お腹がパンパンに腫れている場合は、ガス貯留や腹水といった病気が考えられます。
首がとちらかに傾いているなどの神経症状があれば、斜頚を疑う必要があります。
この場合はすぐにうさぎに詳しい獣医師に相談し、指示に従いましょう。
まとめ
うさぎが水を飲みすぎる場合、水を飲まない場合は、まずうさぎのストレスを取り除きうさぎにとって快適な環境を整えましょう。
環境を整えても、うさぎが水を飲みすぎる、飲まない状況が続く場合は、すぐにうさぎに詳しい獣医師に相談してくださいね。