家庭菜園やガーデニングをしている家庭も近年増えてきました。
野菜やお花が日々育っていく過程に、改めて喜びや癒しを感じることが出来ますし、鉢植え一つでも始められるので手軽さからも人気が出てきているようです。
初心者の方や、これから始めようかなと考えている方が気になっていることの一つとして挙げられるのが、虫の対策問題です。
避けて通れるなら避けたい虫問題。
特に女性は芋虫系が苦手な方が多いですよね。
土の中には幼虫が眠っていることが多々ありますが、結構出くわすのがカナブンの幼虫なんです。
カナブンの幼虫は実は害虫ではなく、むしろ良い土づくりをしてくれる益虫なのですが、虫が苦手な方にとっては嫌な存在になってしまいますよね…。
そこで、今回はカナブンの幼虫の対策についてご紹介したいと思います。
カナブンの幼虫対策にはどんな方法がある?
カナブンの成虫は土の中に卵を産みます。
どんな土を選ぶかというと、やはり栄養のある良い土をカナブンも好みます。
ですから、家庭菜園やガーデニングの愛情たっぷりな環境の土は、カナブンにとっても最高の成長場所なんですね。
幼虫対策のためにせっかくの良い土を変えるのは、育てている野菜や花の為にも良くありません。
なので、カナブンに卵を産ませないようにすればいいのです。
防虫ネットを張るのも良い手です。
しかし、どこか隙間から入るんじゃないかと心配ですよね。
そういう時は、不織布で土を完全に見えなくするように敷いてあげる方法が良いです。
カナブンに土に触れさせないようにする方法が、最も効果があると言えます。
砂利を敷くのも良いのではと思いますが、砂利の隙間から入られることもあり得ますのでやはり不織布の方が安心でしょう。
カナブンの幼虫は無農薬で駆除できる?
前述したとおり、カナブンの幼虫は野菜やお花に悪さすることはありません。
むしろ土の中にいてくれて良い存在です。
しかしカナブンに似ているコガネムシは、葉っぱを食べてしまう為、見つけ次第駆除が必要です。
虫が苦手な方にとっては、カナブンかコガネムシの幼虫かなんて、じっくり見分けたくない!
と思うのが当然だと思います。
もうそういう時は、心を鬼にして思い切って駆除しましょう。
植物に被害が行くことを考えたら、早めに駆除しておくに越したことはありません。
もちろん幼虫対策の農薬も売られています。
しかし、家庭菜園をしている方にとっては、農薬に頼りたくないですよね。
農薬を使わない方法で有効なのは、「水攻め」と呼ばれる方法です。
これは鉢植え限定ですが、鉢ごと水の入ったバケツなどに沈めてしまうやり方です。
10分位沈めると、土の中にいた幼虫が全部浮かんできますので、これで駆除完了です。
まとめ
カナブンの幼虫対策として最も有効なのは、土の上に不織布を敷いておくことでした。
これから家庭菜園やガーデニングを始める方は、この方法で対策すると幼虫が出てくる心配はないのではないでしょうか。
また、出くわしてしまった方は水攻め対策で駆除する方法が間違いありませんから、ぜひお試しください。
10分を超えると根っこが腐ってしまう可能性もありますので、ご注意ください。