イノシシは、野生動物の中でも警戒する心の強い動物です。

餌を求めて、動き回ります。

イノシシは人里近くの低い山に生息していて、田畑や市街地には、家庭から出る生ごみなどを餌になる物がたくさんあるので、これらがイノシシにとってのゴチソウになってしまってます。

イノシシ 出没 原因

イノシシが出没する原因とは!?

警戒心の強いイノシシは、草むらや藪が好きで利用します。

草むらや藪が多い地域では、イノシシによく合う可能性が高くなります。

手入れが行き届いてない道路の側面や河川は、イノシシにとって格別の移動するのに良いだけでなくて、時として食物を貰う良い場所になったりします。

家庭菜園や田畑の周りに放置された野菜クズや、残飯や、収穫しないで放置してある果物などの人にとって必要の無い物がイノシシの格好のエサになってしまっているのです。

イノシシにとっては、全ての作物がエサとなり「餌付け」に結びつくのです。

この理由で市街地に出没していたら、人間に対して強い警戒心を持っているので、通常は人に遭遇してもすぐにイノシシが逃げて行きます。

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ただ、このような状況を長く放ったままにしていると、イノシシの警戒心が弱まってきて、大胆な行動に出る様になって来て、住民との事故などが、起こしてしまいます。

不要なものは作付けをしない、放置しない様にして行きましょう。

ゴミ収集日の朝に指定された場所に出す、袋の口はきちんと結ぶ、ゴミ散乱防止ネットをきちんとかけるなど、ゴミだしのマナーを守る事が、被害の軽減になります。

まとめ

イノシシは、どうして田畑や市街地に出て来るかというと、山間部の過疎化・農林業の後継者不足があるそうです。

野生動物と言うのは、本来、身を隠せる暗い狭い森の中が好きなんだそうです。

以前は、人里から遠く離れた奥山で暮らしていたそうです。

人里に近い里山は、人が薪にする木を伐ったり、肥料にする下草を刈ったりで、里山に来ている人に一発で見つかってしまうので、里山に近づかなかったそうです。

過疎化と後継者不足で、この数十年の間に、里山は里山でなくなって来ました。

野生動物と人がうまく棲み分けて、共存していくには、安易にエサを与える様なことは、厳に謹んで行かなければなりません。

自然との共生という先人たちの知恵を忘れて、山や森林を削り餌場を減らしてしまった人間の傲慢さが身に染みてきます。

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