昨日の夕方に家庭菜園に植えてある野菜の葉がなんともなかったのに、朝、野菜を見てみると葉が何かおかしいと思った事はありませんか?
葉脈だけ残して後は食われていたりした場合には、ヨトウムシのせいかもしれません。
ヨトウムシ?
って思う方もいるでしょう。
ヨトウガの種類の幼虫なのですが、大変たちの悪い幼虫なのです。
ヨトウムシに効く農薬のおすすめは?
ヨトウムシの生態を知らなければ、どんな農薬を使っていいかわからないでしょう。
敵を知らなければ、対抗策を打つ事ができません。
ヨトウムシはヨトウガの種類の幼虫になりますが、特にアブラナ科の野菜類を好んで卵を産みます。
葉の裏に集中して卵を産むので、モンシロチョウの卵と区別が付きやすいです。
この段階で卵を駆除する事が出来れば1番なのですが、どうしても人の目を掻い潜って生き延びてしまう事が多いです。
若齢幼虫時には群れで葉を食害しますが、終齢幼虫になると4~5cmの大きさになり単独で行動します。
またヨトウムシは、漢字で夜盗虫と書く事でもわかる通り夜行性です。
食害は、確実に夜に行われているのです。
昼間は野菜の根元の土の中、または草むらの中に身をひそめています。
蛹になる段階で、土の中に潜り越冬して翌春先に成虫になるのです。
何となくヨトウムシがわかった所で対策を考えた場合には、家庭菜園ではどうしても農薬を使うのに躊躇しがちになります。
苗を植える段階で、まず土を耕す事を念入りにすることが大事です。
蛹を掘り出す事で、駆除する事が可能になります。
後は苗を植えたら、寒冷紗をかけるなどをするしか方法はありません。
農薬を使う場合には、打つ手がない場合に使用する事になります。
家庭菜園に使用するのですから、農薬の残存性が少ない物で殺虫効果の高い物を選ぶ必要があります。
ヨトウムシにおすすめの農薬
アファーム乳剤
60種類以上の作物に、効果的に作用すると言われている農薬です。
自然由来の成分を使用しているので、農薬の残存性が高くない為に収穫間際の野菜などに散布しても問題ありません。
気になる殺虫効果は非常に高く、ヨトウムシを確実に駆除するには最適な農薬になります。
一気に効果が上がるわけではなく、徐々に効果が出るタイプな様です。
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— 登坂 昌志 (@aandmipad) 2018年10月9日
STゼンターリ顆粒水和剤
ヨトウムシ専用という訳ではありませんが、ケムシ・イモムシ系の害虫駆除には最適の効果を発揮する農薬になります。
天然成分を使用している農薬になるので、家庭菜園等の有機栽培にも使用できます。
収穫間際の野菜や果樹にも使用できます。
雨が降ると散布した農薬が流れてしまうので、水やりの時はなるべく葉にかけない様にすることが大事です。
まとめ
ヨトウムシに、効果のある農薬のおすすめを紹介してきました。
今回紹介した農薬は、食害を避けるための農薬になります。
ヨトウムシ対策としては、若齢幼虫~終齢幼虫に対しての対抗策になります。
ヨトウムシの活動期に合わせた農薬になりますが、なるべくは、効果が上がりやすいタイミングで使う事が重要になります。
1カ所だけに散布するのではなく、全体的に広範囲で散布するのもヨトウムシ対策としては効果が上がりやすいでしょう。