生息地とは、生物が主に生息している地域をいい、その地域によく適応している自然環境がある場所のことをいいます。
オーストラリアに生息している動物といって思い浮かぶのは、カンガルーだと思います。
カンガルーは、オーストラリアに生息しています。
現在、オーストラリアの国章には、カンガルーの姿が描かれています。
国章はその国家を象徴する紋章のことをいいます。
オーストラリアには、特有の動物がたくさん生息していますが、その中で前進しかしない動物としてカンガルーが選ばれています。
国章に選ばれるほど、オーストラリアといえばカンガルーという印象があるということになります。
では、なぜカンガルーはオーストラリアに生息するようになったのでしょうか?
今回は、カンガルーがなぜオーストラリアに生息しているのかを紹介したいと思います。
カンガルーはなぜオーストラリアに生息するようになったの?
カンガルーの出現時期は、およそ約6500万年前には生息していたのではないかと考えられています。
約6500万年前というと、恐竜がいた時代になります。
現在は恐竜は絶滅していますが、カンガルーは恐竜が絶滅した後も生きていたと言われています。
カンガルーはなぜ、恐竜が絶滅した後も生き続けることができたのかというと、カンガルーは他の哺乳類に比べてとても弱い動物でした。
そのため、カンガルーは他の動物から追いやられて移動し続けました。
そして、現在のオーストラリアに行き着きました。
約6500万年前は、オーストラリアは他の大陸とつながっていました。
その後、オーストラリアは大陸のようになったため、カンガルーがオーストラリアに生息するようになったのです。
さらに、オーストラリアには肉食動物や大型の草食動物のようにカンガルーにとって危険な動物が生息していなかったため、カンガルーはオーストラリアに生息するようになりました。
オーストラリアの大地は、乾燥地帯のため他の動物が生きていけなかったという理由もあります。
なぜカンガルーは、乾燥地帯でも生息することができるのかというと、カンガルーは水を約10日間飲まなくても生きていけるからです。
それは、尿をもう一度体内に取り込むことができるため、乾燥地帯のオーストラリアでも生きていけるのです。
そのため、カンガルーはオーストラリアに生息しているのです。
まとめ
カンガルーは、だいぶ昔から生息していたことがわかりました。
そして、動物が生きていくために必要な水を10日間も飲まなくても生きていけて、さらに、その尿を再利用して生きていけるのには驚きました。
なので、カンガルーは乾燥地帯のオーストラリアに生息しているんですね。