よく西部劇やヒーローが出てくるTVなどで馬に乗って崖を駆け上がったり、敵から逃れるために森を駆け抜けるなど馬も大変だなと思ったことはないですか?
人と荷物をものすごいスピードで駆け抜けるのですから。
でもここでふっと疑問が湧いてきました。
馬ってどのくらいの距離をいどうできるのか?
競走馬でさえレースが終わるとかなり”お疲れ“のご様子。
激しいレースでは力を出し切っていますから、それはもう大変なんだと思います。
ただ歩くだけではどれくらいなんでしょうか?
馬は1日でどのくらい移動が可能なのか?
平均(荷物を積んで)だいたい20~40㎞が1日に歩ける距離なんだとか。
ただ、途中できちんと休息をいれると調子が良くても80㎞くらい。
馬の種類、大きさ、時代、状況など。
歩く、並足(早歩き)、走るなどさまざまなんですが、競技(競馬場)でのレースではどのくらいの距離なんでしょうか?
全国のある競技場の平均は約2km。
それぞれ高低差もあり、よく右回り左回りと言われていますが、サラブレッドと言われる馬種はこれが出し切るための距離としては最適のようです。
サラブレッドでは休息を入れて約50kmくらい。
農耕馬はあれだけの負荷があるため平均でも約30kmと言われています。
また、負荷をかけずに歩く距離は約30~50km。
これも途中の休息と馬の健康状態を考慮しての距離ですが、調子が良ければ100㎞くらいとなるようです。
昔の馬は一説ではかなり歩いたようで、約170kmを移動したとも言われています。
これはかなりの距離を移動しているようにも見えますが、あくまでもこれは一説で、約100kmとした説が有力です。
原種に近いとされる木曽馬、どさん子などを見ていても体つきがずんぐりむっくりしていて“力”があるようですがこれもまた約80kmが平均のようです。
幻のモンゴル平野を駆け抜けたといわれる赤兎馬。
“千里を走り抜けた”と言われ、モンゴル地方での戦には重宝され、高値で取引されたとか、戦の交換条件の中に赤兎馬は現れています。
まとめ
もしこの時代にも引っ張りだこになるような馬がいたとしたら一度会ってみたいものです。
競走馬に限らず全体平均約50km~80kmが1日の移動距離となっているんですね。
これからは色々な馬種が現れると思うとワクワクもしますがあえて原種(在来種)の距離はどんなものなのか観察してみたいものです。