皆さんは「ファーストペンギン」という言葉をご存知でしょうか?

これは、集団で生活するペンギンの中から、天敵がいるかもしれない海へ魚を求め最初に飛び込むペンギンの事を言い、最近ではそんな勇敢なペンギンのように、リスクを恐れず初めて実行することに挑戦するベンチャー精神のことを指すようです。

では話を少し戻して、ペンギンの天敵というと何を思い浮かべるでしょうか?

有名どころだと「海のギャング」とも呼ばれるシャチかと思いますが、体の小さなペンギンですから他にもたくさんいます。

そして、意外や意外、アザラシの一種も天敵のひとつだったりするのです。

ペンギン アザラシ 天敵

アザラシがペンギンを食べる?!天敵・ヒョウアザラシ!

正確に言うと、ペンギンの天敵とされているアザラシはヒョウアザラシという種類です。

灰色の体に黒い斑点があり、これが豹に似ているからヒョウアザラシと名が付きました。

大きさはオスが2.8mから3.3m、メスが2.9から3.6mありとても大きい種類です。

生息地は、主に南極大陸周辺からフォークランド諸島、サウスジョージア島の海にかけて生息しています。

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また、多くのペンギンが生息するニュージーランド付近にも少数確認されています。

アザラシというと、ペンギンと同じく水族館の人気者であるゴマフアザラシなどの印象が強いかもしれませんが、ヒョウアザラシは実はシャチ同様に食物連鎖の頂点に君臨しており、気性が荒い種類であることで知られています。

主に魚やオキアミを食べますが、ペンギンやオットセイ、他の種類のアザラシをも捕食します。

このヒョウアザラシという種類については、謎が多いとされていますが、獲物を待ち伏せしていることが多く、前述したように飛び込んでくるペンギンを海中で待ち構えていることが多いようです。

泳ぎも速く、その速度は最大で時速40kmに達すると言われていますから、いかに水中を飛ぶように泳げるペンギンでも狙われてしまえばひとたまりもありません。

シャチと違いペンギンを丸呑みできないため、強靭な顎と鋭い歯で噛み付いて振り回し、捕らえた物を引きちぎります。

中にはペンギンを、1日15羽以上も食べてしまうとも言われています。

まとめ

種類は違えど、アザラシは水族館でもよくその姿を見ることから、アザラシがペンギンを食べてしまう、なんて構図はなかなか想像がつかずショッキングかもしれません。

しかしながらこれも自然界の掟、食物連鎖の理、奥が深いです。

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