チュニジアのサハラ砂漠で、史上最大の海生ワニの化石が見つかったというニュースが!!
2016年のニュースになりますが、今回はこちらのニュースについてまとめていきます。
どのくらいの大きさの化石が見つかったのでしょうか!?
チュニジアでワニの化石を発見!
チュニジアのサハラ砂漠で、発見された史上最大の海生ワニの化石ですが、最初は一部の骨が断片的に見つかっていました。
どのような化石であるのかが分かる量の化石は、1億2000万年前の地層に残されていたそうです。
頭蓋骨をまずは掘り起こそうと、発掘チームは化石を掘ることに。
ちなみに、この史上最大の海生ワニの化石を発見したのは、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けた、イタリア、ボローニャ大学のフェデリコ・ファンティ氏とその研究チームです。
発掘チームが、頭蓋骨を掘り出すだけでなんと2日間もかかったと言われています。
2日間かかると言うことで、どれだけ大きいかが分かるでしょう。
発掘された化石や地層など、さまざまなことを調査した結果、発掘された化石の大きさは体長10m、体重は3トンにも及ぶと言います。
「とにかく大きい、バス並みの大きさ。おそらく当時、少なくともこの地域においては食物連鎖の頂点に君臨していたはず」と考古学者は語っています。
発見された化石は、新種のマキモサウルス・レックスと名付けられました。
史上最大の海生ワニの化石が発見されたことで、1億5000万年前ジュラ紀末にすべて絶滅していたと考えられていた「Machimosaurus rex」のワニの仲間が、1億3000万年前までは存在していたということが明らかになりました。
ジュラ紀と白亜紀の間に起こった大量絶滅により、ワニなどの大型爬虫類は絶滅したと言われていますが、この仮説が間違っていたことが分かったのです。
生物の大量絶滅については未だに謎が多いです。
今後も、化石の発掘により明らかになることは多いでしょう。
今回発見されたサハラ砂漠には、まだまだ化石が眠っていると言われています。
まとめ
チュニジアのサハラ砂漠で発見された史上最大の海生ワニの化石が発見されたことについてまとめていきました。
- 体長10m、重さ3トンにもなる巨大なワニの化石が発掘された
- 頭蓋骨を発掘するだけで2日もかかったと言われている
- 発見された化石は新種のマキモサウルス・レックスと名付けられた
- 化石の発掘により1億5000万年前に大型爬虫類が絶滅した仮説は間違っていたことが明らかとなった
化石はロマンあふれるものです。
昔のことを教えてくれる化石は、今後も私たちにたくさんの事実を教えてくれることでしょう。