中国の伝説に出てくる龍は、中国では馴染みの深い神聖な霊獣となっています。
龍は伝説上の生き物であり、実在したというデータはありません。
ではどのようにして龍は登場したのか、実はその起源はワニであると言われています。
中国の龍の起源がワニと言われる由来について見ていきましょう。
中国で龍は昔ワニだった!?
中国のワニと言えば、ヨウスコウアリゲーターです。
ヨウスコウアリゲーターをよく見ると、龍に似ている気がしませんか!?
しかし実は龍の起源となったワニはヨウスコウアリゲーターではなく、マチカネワニという非常に大きなワニではないかと言われています。
なぜマチカネワニなのか、それは大昔から居るワニだからです。
龍が登場したのも大昔であるため、マチカネワニが起源ではないかと言われているわけです。
ちなみに、このマチカネワニは45万年前に日本に生息していたと考えられています。
大阪にある、大阪大学豊中キャンパスの工事現場で化石が発見されました。
中国にある文献を見てみると、「河に居る竜が減った」「皇帝が竜を飼っている」とありますが、これもワニだとすると納得です。
(ちなみに、龍よりも竜の方が漢字は昔の漢字となります)
また、私たち日本人も使用している十二支ですが、十二支は中国から誕生したものです。
十二支には「辰」が居ますが、古代の十二支の「辰」はワニであり、新しく王朝が変わったときに「辰」が竜になったというのが発見されたんだとか。
このようなさまざまな説から、龍の起源がワニであることが分かるのではないでしょうか。
まとめ
中国の龍の起源が、ワニであるということについて紹介していきました。
- マチカネワニという非常に大きなワニが龍の起源ではないかと言われている
- マチカネワニも約45万年前に日本に生息していた
- 中国にある龍に対するさまざまな文献はワニとすると納得できる
- 十二支も古代は「辰」がワニであった
伝説の生き物である龍は、ワニが起源であるという説が濃厚であることが分かりました!
ほぼ確実と言って間違いないのではないでしょうか。