「ワニの涙」とはどのような意味であると思いますか?
今回は、「ワニの涙」の意味について、そして英語ではどのように表現するのかということについて紹介していきます。
「ワニの涙」の意味について!
「ワニの涙」とはどういう意味であるのか。
古代エジプトでは、ワニはナイル川を象徴する聖獣であるとされていました。
その一方、見た目や獲物を食らうときの姿などから邪悪な体現者として見られることもあり、恐れられていたと言われています。
恐れられていたワニは、マイナスのイメージが強くさまざまな俗信が形作られました。
「ワニは涙を流して獲物をおびき寄せ、涙を流しながら獲物を食べる」という伝説まであったんだとか。
この伝説は、中世にかけて広く世間に広まるようになります。
英語で「ワニの涙」はどう表現するの?
「ワニの涙」は、英語ではcrocodile tearsといいます。
日本語訳すると、ウソ泣きという意味になります。
なぜウソ泣きという意味が付けられたのかといいますと、先ほど紹介しました「ワニは涙を流して獲物をおびき寄せ、涙を流しながら獲物を食べる」という伝説ですが、ワニは涙を流しているわけではないと言われています。
一見、ワニが獲物に同情しているように見えなくはありませんが、ワニは獲物に同情なんてしません。
獲物を食べるときにワニは口、また顔全体を動かします。
その時に、目の端にたまってしまった余分な塩分を含んだ水分が落ちているため、涙を流しているように見えると言うわけです。
実際に泣いているわけではなかったのです。
そのためウソ泣きという意味になったのでしょう。
まとめ
「ワニの涙」の意味について、英語での表現についてみていきました。
- ある伝説がきっかけとなりワニの涙という言葉が生まれた
- 英語でcrocodile tearsウソ泣きと表現する
いかがでしたか!?
「ワニの涙」はウソ泣きという表現となります。
もしウソ泣きしている人が居ましたら、「ワニの涙」と言ってみるといいかも。