タコにはいろいろな種類があります。
食用ダコやフグの毒と同じ成分の毒を持つタコ。
さらには深海で育ったタコなど。
とにかくタコは種類が豊富な生き物です。
種類が多すぎて分類ができてないものも多くあります。
その中で、今回のタイトルにあるイイダコは、食用ダコとして有名なタコなので、種類や生態や分布は、はっきりしています。
ただ、同じ食用タコのマダコなどによく似ているので、区別がしにくいと言われています。
特徴や見分け方を知らないとマダコと間違えることもあります。
なので、このタコの特徴と他のタコとの見分け方を下記に記していきたいと思います。
イイダコとは何のタコの種類か?
イイダコとは、八腕形目でマダコ科のマダコ属に分類されるタコです。
もちろんイイダコは食べれるタコです。
熱を通しても硬くなりにくいし、味にクセがないタコなので、食用ダコとしておススメです。
主に、刺身、煮物、から揚げなどで食べられています。
イイダコの分布と釣期は?
イイダコは東アジア浅海に生息しているタコです。
日本では北海道南部以南の本州で釣ることができます。
日本沿岸の瀬戸内海や東京湾に多く生息しています。
あと、釣期は秋から冬にかけてです。
イイダコの形態と特徴!
イイダコは、体表面がいぼ状の突起で覆われていて、全長が約30センチほどしか成長しないので、小型のタコです。
さらに、白いものに反応する習性があります。
これは、獲物である二枚貝の白さと勘違いして襲いかかるためだそうです。
なので、ラッキョウを使ってイイダコを釣ることも可能です。
あと、雌は卵を保護し、卵が孵化(ふか)するとほとんどの雌は生涯に幕を下ろします。
イイダコと他のタコとの見分け方とは?
イイダコは、足の付け根に楕円形の金の斑紋があるので、それで他種の小型タコと見分けることができます。
体色は、不規則じゃない黒色の縦線を持ってるので、体色でも他種と区別できます。
ちなみにマダコの体色は不規則な斑点があります。
まとめ
今回は多くの種類を持つタコの中で、イイダコについていろいろと調べさせてもらいました。
今までイイダコは、食べたら美味しいタコ、つまり食用ダコとしてしか考えたことがありませんでした。
全長が30センチほどしか成長しない小型タイプのタコだとか、東アジアの浅海に多く生息していることとか、白い色のものに反応する習性があったり、見た目がマダコに似てるとか、他種のタコとの決定的な違いを見分ける方法など多くのことを知りました。
今後イイダコを見る機会があったら、その辺を意識してみてみると結構面白いと思います。