日本では日常でみかけることはないカバとワニですが、ちょっと想像してみてください。
見るからに重たそうな大きな体のカバ、そして、ワニはゴツゴツとしたイメージで種類にもよりますが、野生ときけばこちらもまた大きなイメージがあります。
そして、お互いに印象深いパーツはといえば、大きな口と答える人も多いのではないかと思います。
さて、ではカバとワニは一体どちらがどのように強いのでしょうか。
カバとワニではどちらが強いのか?
カバとワニ、まずは大きさですが、カバは大きなオスで体長4メートル強、体重はなんと4トンもあります。
一方ワニは、一番大きいイリエワニで最大のものは体長10メートルもあり、体重は3トンです。
どちらも負けず劣らずの大きさです。
では、お互いに兼ね備えた大きな口についてはどうでしょうか。
カバの口は150度も開きます。
そして、その大きな口を開ければ、50センチ近くもある非常に重たいみごとな犬歯があります。
この牙のある大きく開く口を使い、咥えた敵を投げ飛ばします。
ワニはというと、ナイルワニは口を閉じる力、つまり噛むときの力が1番強い動物です。
そして、この力で噛みついたまま、デスロールといった回転をして敵をはなしません。
どちらもかなり強そうです。
他にも、カバには強さの魅力がまだあります。
カバは大きくて重たい体ですが、走るスピードが意外にも速く、地上では一流アスリート級の速度で水の中ではさらに早く走れます。
そして、皮膚がかなり分厚く、2~4センチもある皮膚の下にはさらに分厚い脂肪があります。
噛みつくには相当大変そうな分厚さです。
そして、普段は草食ですが稀に肉も食べ、群れで生活をする習性があります。
一方ワニはというと、歩いたり泳いだりするスピードは普通で、到底カバにはおよびません。
そして、ワニには持久力がありません。
それでも、ワニはカバに勝る、非常に強い噛む力をもっています。
しかし、その力で噛みつくとしても、カバの分厚い皮膚と噛みつくには大きすぎる体には到底敵わず、どうやら勝敗はカバにあるといえるでしょう。
しかも、どちらも群れで行動する動物なので、カバが群れでいる場合には、ワニにとっては尚更敵わない相手かもしれません。
まとめ
カバとワニでは、最大の種類で大きさを比較してみても、お互い魅力である口の観点から比べてみても、どちらも甲乙つけがたい強さです。
しかし、ワニの最強の噛む力を発揮したところで、カバの絶大な体とその丈夫さには歯が立たないので、カバの方が強いというのが有力のようです。