柔らかい素材のため使えば使うほど体に馴染んでいき、型崩れもしにくいので長年使いたい方にはおすすめのヤギ革製品ですが、「長く使えるし丈夫だっていうけどそのための手入れはどうすればいいの？？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
では、手入れの仕方に関して紹介していきます。
ヤギ革の手入れは牛革と同じ！
基本的に、目立った汚れがない場合は柔らかい布で乾拭きするだけ。
布は綿素材のもので、古着などでもOKです。
汚れが目立つときや念入りにケアしたいときには、水で濡らし固く絞った布で優しく拭き取り、皮革クリームを使います。
皮革クリームは革に栄養を与え、潤いやツヤを出してくれる働きがあります。
また、革のひび割れを防ぎ傷もつきにくくなる効果があります。
ヤギ革の場合は「デリケートクリーム」と呼ばれる皮革用クリームを使うと便利です。
ツヤ出し効果はあまりありませんが、べたつかずシミになりにくいのです。
このクリームは丈夫な革製品はもちろん、その名の通りデリケートな革製品まで、広く使えるものです。
そのため革製品全般に使えるクリームでもあるので、初めて革製品を購入する際には一緒に買っておくと便利です。
なお、革によっては変色やシミの原因になることもありますので、目立たない部分に塗って試してから全体に使うようにしてください。
クリームを布に少量取り、薄く伸ばすように塗っていきます。
塗り終わったあと、少し時間をおいて革皮クリームが馴染んで来たら、馬毛ブラシなどで、撫でるように優しくブラッシングをします。
これは余分なクリームやほこりを落とすためです。
そのあと、風通しのいい日陰でよく乾かしたら手入れが完了します。
なお、ヤギ革は水分に弱いので、万が一革が濡れてしまったときは放置せず乾いた布で優しくふき取るようにしてください。
また、温度変化にも弱い性質があるので、乾かす場合もドライヤーや直射日光は避けて、必ず風通しのいい日陰で乾燥させるようにしてください。
まとめ
高級革だというと、「手入れを間違えて台無しにしてしまったらどうしよう…」と不安に思ってしまったりしますが、ヤギ革は意外と手入れが簡単なのですね。
温度変化や湿気には弱いのでそれだけは守って手入れすれば、長く使えるし、経年変化による味わい深くなる革製品のひとつでもあります。
