釣った魚を食べる!
釣りを趣味とする人にとって、至高の時間ですよね。
釣りをしていると魚以外にイカも釣れたりします。
イカや魚は釣った後に締めると良い、という話をよく聞きますが、それは何か理由があるのでしょうか。
イカを締める理由は2つ!
生きているイカを締めるなんて残酷!
と思われる方もいると思います。
でもそれなりの理由があるのです。
鮮度を保つためと墨をはかれないためです。
では、締めれば鮮度を保てるようになるのはなぜでしょうか。
イカに限らず魚は、水がないと生きていけませんので、釣った後は暴れます。
しかし暴れていると体内に、乳酸がたまり体温をあげてしまいます。
動くと体温があがるのは人間と同じです。
そして暴れてしまうと、エネルギーを使います。
その結果、鮮度が落ちるのが早くなってしまうということです。
締めてしまえば暴れることもないので、鮮度が長持ちする、というわけです。
釣ったイカを美味しく食べたいのであれば、締めることをオススメします。
またイカに関しては、締めることで墨をはかれないという理由もあります。
生きたままイカをクーラーボックスに入れると、墨をはいてクーラーボックスが墨だらけになってしまいます。
そうなると洗うのが面倒です。
イカの墨はメラニンで出来ていて、粘度が高いことでも有名です。
特に衣服などについてしまうと、かなり取りづらいので、墨をはかせないことも重要です。
イカを締めると色はどうなる?
イカを締める理由については鮮度保つことと、墨をはかれないことの2つの理由があることがわかりました。
ではここからは簡単なイカを締める方法と、締めるのに成功したかを見極める方法について紹介します。
締め方については、道具を使うやり方と使わないやり方があります。
基本的には、どちらもイカの神経を圧迫したり切断したりします。
道具を使わない方法に関しては、指を使って眉間を押してあげることで神経を圧迫する、空手チョップで気絶させるなどありますが、初心者は無難に道具を使うのがいいと思います。
道具はイカを締めるための道具を使うのでもよいですし、ハサミやスプーンで代用もできます。
やり方としては、眉間から胴体側へ刺す、眉間から頭へ刺すと2回にわけてやるとよいでしょう。
イカをちゃんと締められたか判断するには、色を見てあげるといいです。
イカは元々茶色っぽい色をしていることが多いですが、締めると一気に白色に変化します。
胴体側へ刺せば胴体が、頭側へ刺せば頭が白く変化します。
頭、胴体とも白くなれば締めが完了したと覚えておきましょう。
まとめ
せっかく生きたままのイカを釣ったなら、新鮮なままで食べたいですよね。
鮮度を保つためにも、そして墨をはかれないためにも釣ったらすぐ締めましょう。
最初は慣れないかもしれませんが、コツさえつかめば簡単です。
丁寧に締めて、美味しくいただきましょう。