「ヨツユビハリネズミ」という種類のハリネズミは、日本で唯一飼うことができるハリネズミで、最近になってペットとして飼われ始めました。

ハリネズミの皮膚病の1つに、真菌というカビが原因の病気があります。

この病気は人にも感染してしまいますので、早期の発見と治療、対策が必要となります。

人間に感染すると白癬やカンジダ、臓器にまで及ぶものもあり調べれば調べるほど厄介で怖い病気なんです。

今回はハリネズミの「真菌」をテーマに書いていこうと思います。

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ハリネズミの真菌!症状は?

真菌症は、ダニ感染症などにより免疫力が低下した際に発症することが多く、ダニ感染症と併発することがあるカビによる感染症です。

主な症状は「積もるほどの異常な量のフケが出る」、「脱毛や針が抜け落ちる」、「かさぶたができる」、「皮膚が硬化する」、「乾燥などで耳がギザギザになる」、「掻きむしり出血する」、「炎症が起こる」などがあります。

人に感染したり、ほかの皮膚病になる可能性もあり危険ですので動物病院で診てもらいましょう。

ダニ感染症が、真菌症の引き金の1つになると書きましたが「真菌」からかわいいハリネズミを守るためにはまず、「ダニ対策」を行いましょう。

あくまで予防のようなものになりますが、ケージ内のものやハリネズミの皮膚にダニを発生させないようにしましょう。

まずケージ内とハリネズミを日ごろから清潔に保ちます。

ただしハリネズミに、ストレスを与えるのは逆効果ですので掃除やお風呂に入れる際には、手早く行います。

感染してしまった場合は、動物病院にいき駆除をしてもらいますがダニの卵があるため、1回では駆除しきれないことが多いので、駆除できるまで病院に通いつつケージ内のダニを繁殖させないことが大切です。

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ハリネズミの真菌!治療は?

治療方法は、抗真菌薬の投与や薬浴がメインになると思います。

普段から「高温多湿にしないこと」「衛生を保つ」「バランスの取れた餌」「ストレスを与えない」ことを意識しましょう。

薬の副作用で食欲不振や濃い色の尿、嘔吐、下痢が出ることもありますのでそこは獣医さんに診てもらいながら治療していきましょう。

治療には、1か月から3か月ほどの期間がかかるようです。

まとめ

真菌は、ダニなどが原因で免疫力が下がり発症し、人にも感染する皮膚病です。

毛が抜け落ち、フケだらけでかゆそうにしている姿はとても痛々しいです。

普段から気をつけておき、発見した場合はすぐに対処してあげてください。

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