馬の聴覚は人間と比べると遥かに優れており、音に対してとても敏感だと言われています。
人間が不快に感じる音は、馬にとっては不快以上の恐怖すら覚える音に感じられることもあり、パニックを起こして暴れてしまうこともあるそうです。
馬が音に対してどのくらい敏感なのか、調べてみました。
馬は音にとても敏感な生き物!?
馬は音に対して非常に敏感であるとされています。
車のクラクションや花火などの大きな音に驚いてしまい、暴れだして馬が怪我をしてしまったり、周りの建物などを壊したり、人間に被害を与えてしまうこともあるようです。
馬の聴覚はとても優れており、聞き取れる周波数は30kHz程度だとされています。
人間の耳が20kHzまで聞き取れるとされていますので、かなりの範囲の音を聞き分けられると言えるでしょう。
また、馬の耳はかなり発達しており、180度回転して様々な方向からの音を聞くことができるとされています。
さらに、左右別々に動かして前後左右の音を聞き分けていると言われています。
音に敏感な馬への対策方法とは?
馬は音に非常に敏感な反応をしめすため、イヤーネットとよばれる馬専用の耳栓をかぶせたり、メンコと呼ばれるマスクを付けて、周りの音を聞こえづらくしてあげる馬具などがあるようです。
そのような余計な音が聞こえなくなるグッズを装着してあげたりする他、馬主さんが近くで話しかけ続けたり、ラジオを流したりすることで、嫌な音に集中させないといった方法も有効であるとされています。
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函館誘導馬のイヤーネットは全員水色でした。レースの手編みかな?と思ってるけどどうかな? 函館の海の色に合わせて作ってるのかも😊😊😊。 🐴モデル🐴:モンクリ君
馬の耳は感情を表している!?
馬は音に敏感に反応する為、その耳の動きから感情が読み取れるといわれています。
耳を立てて前に向けている場合は、警戒して緊張している状態のようです。
耳を横に向けている場合はリラックスしているとされ、耳を後に向けて倒している場合は緊張していたり何かに対して威嚇している状態だと言われています。
まとめ
馬は聴覚に優れ、周りの音にとても敏感な動物だと言うことがわかりました。
また、音に敏感であるためか、耳の動きで感情が分かるようなので、競馬場などで見かけたときには耳の向きなどを見てみても面白いかもしれませんね。