似ているようで違う馬とロバですが、大きさに差がある以外に、説明するとなると考えてしまいます。
どのような違いがあるのでしょうか?
馬とロバの違いは?
馬は、「ウマ目ウマ科ウマ属」に属しているのに対し、ロバは「奇蹄目ウマ科ウマ属ロバ亜属」になります。
馬、シマウマ、ロバは同じ仲間で、馬とロバの遺伝子は約97%同じだと言われています。
見た目での判断ですが、馬の方が、ロバよりひと回り大きいです。
ロバの耳はウサギのような特徴から、「ウサギウマ」ともいわれます。
たてがみは馬の方が立派で、しっぽもふさふさしています。
ロバのしっぽは細く、先端が白いです。
鳴き声も馬は「ヒヒーン」と聞こえますが、ロバは「ヒーホ、ヒーホ」と聞こえるようです。
性格にも違いがあります。
馬の性格は本来、臆病です。
しかし、従順で慣れやすく、社会性もあるため、乗馬や馬車などの集団行動に適しています。
とても賢く、お世話してくれる人の顔を覚えていることもあります。
ロバは好奇心が旺盛ですが、頑固で、自分の思い通りに動いてしまいます。
昔からロバは、人の生活に寄り添ってきたように感じますが、ロバは餌も水も少なくても生きていける力があるので、管理しやすかったと言えます。
それ故に、荷物運びに利用してきましたが、自分勝手な性格なので、扱いが難しかったようです。
ロバと馬の雑種がいるの?
遺伝子が近いという事もあり、ロバと馬の子供を作ることができます。
オスがロバで、メスが馬の「ラバ」という種類です。
北米、中国、メキシコなどで家畜として多く存在します。
ロバの病気や害虫に強く、山道などを歩く際に適している部分と、馬の賢い部分の、両者の良い所を持っています。
しかし、頑固で機嫌を悪くすると一歩も歩かなくなる、ロバの悪い一面も持っていますが、馬の臆病で従順な部分もあります。
反対に、オスが馬で、メスがロバの「ケッテイ」がいます。
こちらは非常に繁殖が難しく、とても珍しい種類です。
病気にも弱いため、家畜には適していません。
「ラバ」と「ケッテイ」は遺伝子的に繁殖能力を持っていないので、子を増やすことができないのです。
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span lang=”EN-US”> まとめ
約5200万年前に存在していた、「ヒラコテリウム」という柴犬ほどの大きさの動物が、馬とロバの祖先になります。
その理由から、遺伝子がとても近いのです。
しかし、性格は全く正反対という事実に正直驚かされました。