ペットとして飼育されている方も多くなってきているフクロモモンガ。
モモンガの家族を作りたい!と思う人、予定はしていないけど知っておきたい人。
発情期にはいつもと違う行動がみられるので、知識はある方が良いですね。
比較的繁殖しやすいと言われていますが、どういう状況でなるのでしょうか?
知らない間に繁殖してしまっていた、ということも考えられるので、行動など知っておきましょう。
モモンガのメスとオスの発情期について
フクロモモンガは発情期というものがありません。
飼育下であれば、一年中繁殖が出来ます。
野生下では昆虫が多くなる時期が繁殖期と言われており、これは動物性のタンパク質を取る事により発情します。
飼育下では年中とは言っても、妊娠し出産をすることはかなり体力を消耗するので、真夏や真冬は避け過ごしやすい春や秋に行うようにしましょう。
フクロモモンガが性的に成熟するのは、オスは生後12~14カ月、メスは生後8~12カ月。
個体によって成長の差があるので、おおよその期間です。
オスとメスのペアでケージ飼いしている場合は、オスはメスの胸に頭を擦り付ける行為があり、その為頭の毛が薄くなって来ます。
メスは胸の部分が薄くなってくるので、こうなれば間もなく繁殖が行われるということが分ります。
また、キャンキャンとまるで子犬のように甲高い声を上げてオスがメスを誘う場合もあります。
オスがメスの上にいるマウントが見られると、繁殖の可能性と考えられます。
ペアで飼育していても、繁殖しない場合もよくあるので必ずしも赤ちゃんが出来るとは限りません。
仲が良く、成熟しているペアであることが重要ですが、満たしていても子供が生まれない。
この理由ははっきりとは分からず、不妊症である可能性も考え、カップリングを変えるようにします。
まとめ
繁殖は簡単に出来ても、親がちゃんと育てることが出来るのかという問題があります。
妊娠中の対策なども必要で、出産前出産後、大人になるまできちんと見てあげられるのかを考えて行ってください。
発情期の行動を知れば対策も出来るので、いつも気に掛けてあげてくださいね。