ハリネズミは日本ではまだまだメジャーなペットではありませんが、「小型」「臭いが少ない」「鳴かない」と三拍子揃った理想的なペットです。
すでにアメリカでは様々な品種のハリネズミが繁殖され専門店なども存在しています。
おそらく大きな理由として挙げられるのが針がイメージ的に怖いと感じるからでしょう。
思い込みの影響は大きと思いますが、そんなハリネズミを飼育するにあたってのデメリットをいくつか紹介していきたいともいます。
ハリネズミを飼育するにあたってのデメリットとは?
複数のハリネズミを飼育する際は特に注意が必要です。
臆病でさみしがり屋のハリネズミも個体数が増えると喧嘩が始まります。
ハリネズミの場合はなんといっても針があるのでお互いを傷つけあってしまうおそれがあります。
オスとメスでさえも例外ではありません。
年間を通じて繁殖が可能なので、オスとメスの相性が合えば問題ないのですが、共寝までの行動が相性が良くないと攻撃的な面があり、メスはオスが近づくと針を立てたり、オスはメスに体当たりや噛みつくなどの激しい求愛をします。
このようなことから複数飼育下ではケガを負いやすいというデメリットがあります。
また室内環境にも注意が必要です。
ハリネズミは体温を調節できますが、24~30℃程度の温度を好むため冬にはペット用ヒーターなどを活用して保温しましょう。
温度があまりにも下がってしまうと冬眠状態になってしまい栄養不足で命を落としてしまうこともあるので、万が一、ヒーター類が止まってしまっても、カイロなどを用意して保温ができる状態を維持しましょう。
また夏場などの高温多湿も嫌うのでエアコンと除湿器をうまく使う必要があります。
もともとアフリカ地方を原産としているため日本のように気候変化の激しい所は飼育が難しいと言えるでしょう。
まとめ
複数飼育ですと割と攻撃的な面も見せますが、広めのスペースと複数のシェルター(隠れ場)を用意してあげればトラブルは少なくなるかもしれません。
また日本の夏の暑さや冬の寒さでは人間でさえも堪えてしまいます。
人間も家が広く部屋数が多かったら家族喧嘩も少なくなるはず?それと同じです。