ゾウさんの童謡、みなさん一度は子どもの頃聞いたことや、歌ったことがあるかと思います。
「ゾウさん ゾウさん お鼻が長いのね あのね母さんも長いのよ」という歌詞。
ゾウの鼻が長いことはご存知の通りです。
でも、そもそもゾウの鼻ってどうして長いのでしょうか。
今回はゾウの鼻について、お話ししていきたいと思います。
象の鼻はどんな役割があるのか教えて!
鼻の長い生き物ってゾウ以外にいるでしょうか。
例えば、アリクイ、アリクイはアリの巣に口先を入れる為に、鼻先も細く長いものになっていますよね。
アリクイの鼻は、象ほど長いものではありません。
アジアゾウの鼻の長さは2メートルほど。
象の鼻の役割としては、人間の鼻と同じように「呼吸をする」役割があります。
しかし、異なるのは「嗅覚」、象の嗅覚はなんと犬の2倍以上!
ゾウの鼻の裏側に、匂いを検知する嗅覚の細胞が人の5倍あるのです。
その嗅覚は、遠くにいる敵や、ほかの象の動きを匂いで感知できるほどです。
そしてみなさんがご存知のように、象の鼻は食べ物を運んだり、水を飲むという役割もありますよ。
鼻先で、リンゴやニンジンをつかんで、鼻もとにある口へ運ぶ動き見たことがありますよね?
器用に鼻先を使います。
大きなものだけではなく、小さな豆やトウモロコシの粉をまるで掃除機のように吸い込んで、口まで運びます。
固形のものではなく、豆腐やゼリーなんかも食べることが出来るくらい、象の鼻は器用なのです。
飲み物も鼻で吸いあげます。
どのくらい吸い上げることが出来ると思いますか?
なんと6リットルですよ!
驚きですよね。
まとめ
象にとって鼻は、人間の手のような役割でもあります。
かつて、象は鼻が長いものではありませんでした。
しかし体は大きく、餌や水分を取る為に大きな体を屈めることは、巨体にとってはものすごくきつい仕草。
なので鼻が、伸びたのではないかという仮説があります。
豆知識ですが、ゾウの鼻には骨がないのです。
すべて筋肉で作られています。
なのであんなにしなやかな動きを、することが出来るのですね。