生き物の祖先をたどっていったり、遺伝子の研究をされている方々がいます。

普通に目に見えないものを研究し、わからないことを解明するなんて、とてもロマンがあり素敵なお仕事だと思います。

そして、目に見えて違うのに同じ仲間のサル、ゴリラ、チンパンジーはどのようなことが同じで違うのでしょうか。

気になりますよね。

ゴリラ サル チンパンジー 違い

ゴリラ、サル、、チンパンジーは何が違って同じなの?

ゴリラは、アフリカ大陸の赤道付近に生息していて、熱雨林で低地~高地にかけて縄張りにしています。

体つきも大きく体長85~190cm体重70~200kgで広い胸、太い首と手足をしており、霊長類でも最大級の体格をしています。

食事は主に果実や木の葉っぱなどの植物ですが、動物質の摂取のためにクモやアリなども食べます。

性格は温厚でストレスに弱く神経質なところもあります。

体格はとてもよく筋肉質で力の強く、ヒョウが天敵といわれていますが、子供、メスの個体に時折犠牲が出る程度です。

群れで行動しますが、オス1体に対してメス複数の場合と、複数の雄雌が含まれる場合があります。

しかし、雄雌混合はマウンテンゴリラ以外ではあまり見かけません。

繁殖は胎生で、妊娠期間は256日前後です。

寿命は40~50年程度といわれています。

主に動物園で飼育されていますが、数が環境破壊などでとてもすくなくなっており、保護活動などが行われています。

サルというと、通俗的な意味ではサル目(霊長目)のうち、人を除いたもの似なることが多いですが日本としてはニホンザルをさすことが多いです。

ここではニホンザルを主な比較対象にしたいと思います。

主に日本全国に生息してとてもメジャーな動物です。

体長47~60cm、尻尾6~11cm、体重6~18kgで生息場所の気候で体毛の長さなどが違い、寒冷なところでは体毛が長く密におおわれていますが、温暖なところでは、短く、体毛は薄い傾向にあります。

背中は赤褐色や、褐色で、お腹は灰色のことが多いです。

顔やお尻は肌が露出しており、赤いです。

主に山で暮らしており、昼に行動をしますが、積雪地域では吹雪の時は昼間に行動をしません。

複数の異性が集まる群れで行動をしています。

食事は植物の果実などを好んで食べますがが、そのほかに木の葉っぱ、きのこ、昆虫なども食べます。

繁殖は胎生で妊娠期間は161~186日です。

知能は高く、時にいたずらをしたり、大人になると気性が荒くなるため、困難な傾向にあります。

野生のサルの寿命は25年程度。

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チンパンジーは霊長目ヒト科チンパンジー属に分類されています。

セネガルからコンゴ民主共和国、ウガンダ、ルワンダなどの木の上などに生息しています。

体長はオス84cm、メス77.5cmで体重はオス40~60kgメスで32~47kgです。

前身の体毛は黒くあごのところは白いです。

顔は黒や肌色で、成長とともに額がはげ上がり、顔が黒ずみます。

基本的に昼に行動をして、夜になると木の上で休みます。

食事は主に雑食で果実を食べますが、たねや、木の葉っぱ、はちみつ、昆虫、そして、小型から中型の哺乳類のリスやサルまでも食べます。

道具(木の枝など)を使ってアリをたべたり、石などを使って木の実を割るなど知能は高いです。

肉食時は大人たちで分けられて食べることが多いようです。

飼育下の訓練で簡単な言語の理解ができたり、じゃんけんを理解でき、人間の4歳児程度の知能を持つことができます。

しかし、気性は穏やかとは言えす、飼育下でも人間が襲われることもあります。

複数の異性が含まれる群れで生活をしていて、特定の雄雌でのカップルという概念はあまりありません。

繁殖は胎生で妊娠期間は227日前後です。

寿命は50~57年程度になります。

環境破壊のために数は減少しつつあるため、保護活動を行っています。

まずはこの3種類は同じ祖先で誕生しているため食事が似ていますが、3種とも昆虫を摂取することがありますがチンパンジーは肉も摂取します。

そして、顔や、手足なども似ていますが、特にチンパンジーの知能が高く、一番人間に近いため実験に協力してもらうことが多いようです。

性格は、意外にもゴリラが穏やかで、チンパンジーが一番気性が荒いようです。

まとめ

同じ哺乳類の仲間で、人間に近いゴリラ、サル、チンパンジーですが同じところの中でも細かく違うところが多くありました。

また、意外にも性格はゴリラが一番穏やかで、人間に近いチンパンジーが気性があらいようです。

三種とも、動物園で会うことができますので、違いを探しに会いに行くのもいいですね。

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