夏が近づいてくると気になるのが虫刺され。
特に小さな赤ちゃんの場合、抵抗力が弱いので親としては心配になりますよね。
赤ちゃんを連れて外に出たいけれども、万が一無防備なところを狙われて刺されてしまったらどうしよう…。
そんな時のために、赤ちゃんが刺されてしまった際の対策方法をしっかり知っておきましょう。
今回は、蚊と同じく血を吸う生き物で、一般的に蚊よりも炎症がひどいアブに刺されたケースを想定してお話ししていきたいと思います。
赤ちゃんがアブに刺されると
アブは人や家畜などの皮膚を噛みちぎってその血を吸います。
その際、血を吸うのに都合がいいように、血液が止まりにくくなる成分が入った唾液を分泌します。
小さな赤ちゃんの場合、この唾液に対する抗体がまだできていないため、アレルギー症状を起こしやすく、大人よりも虫刺されの腫れが大きくなる傾向があります。
ひどいときは水ぶくれを起こしてしまうことも。
また、大人のように「掻いてはいけない」という意識がないため、知らないうちに掻きこわしてしまい、そこから雑菌が入って症状が悪化することもあります。
赤ちゃんがアブに刺されているのに気づいたら、患部をきれいな水で洗い流し、症状をよく確認してください。
それほどひどくなければ、患部を冷やしてあげ、かゆみや出血がおさまったところで、赤ちゃん用の虫刺されの薬を塗って様子を見ましょう。（※月齢によっては使えない薬もありますので、購入時にパッケージをよく確認してくださいね）
大人が見ていない間に掻いてしまうこともあるので、絆創膏やガーゼなどで患部を保護してあげられるとなおよいです。
もし症状が広がってきたり、すでに掻きこわしてしまった後だったりした場合は、小児科で診てもらいましょう。
そのまま放置しておくと悪化してしまうばかりか、水ぶくれができて雑菌が入ってきたり、とびひを起こして周囲の人に感染したりしてしまうおそれもあります。
まとめ
赤ちゃんがアブに刺されてしまったときの対策について解説しました。
夏になるとどうしても避けては通れない虫の害ですが、適切な対処法を知っておくことで被害を最小限に食い止めることができます。
もし刺されたとしてもあわてずに応急処置をして、様子を見ながら病院に連れて行くかどうか判断してあげてくださいね。
